2008年11月17日
イスラエル政界の流動
2008年11月16日(日)20時、22時、17日(月)12時のニュース
ビンヤミン・ネタニヤフ野党党首はリクード中央委員会で「選挙後は幅広い挙国一致内閣の設立に努め、全てのシオニスト政党に参加を呼びかける」と述べた。同党首は「リクードは意義ある選挙キャンペーンを行い、誹謗中傷のような古い政治には流されない」と強調。リクード中央委員会は3週間後に行われる党内選挙のガイドラインを承認した。
ベニー・ベギン元大臣も例外に演説を行い、「近年イスラエル政府が行ったオスロ合意や分離計画のような政治的実験を許可してはならない」とした。
リクードのウーズィー・ランダウ元大臣は、イスラエル・ベイテイヌへの鞍替えを表明し、ベイテイヌのナンバー2として次期総選挙に臨む。ランダウ元大臣との共同記者会見でアビグドール・リーベルマン大臣は、「挙国一致内閣の設立に努める」とする、リクードのビンヤミン・ネタニヤフ党首の発言を批判し、「このような内閣では、右派が勝とうが、左派が統治を続けるのは明らかだ」と強調。「エフード・バラクはガザ地区での休戦停止への拒否権を、シャスは反宗教な立法への拒否権を、カディーマはパレスチナとの和平交渉の決定権をそれぞれ持つ」とした。
ウーズィー・ランダウ元大臣は「カディーマから分離した後も、リクードには政策もなければ、イデオロギーもなく、アイデンティティーの崩壊に向かって流されている」と非難した。また、「近年は多くの人間が、右派の思想に合わない政策のために、リクードを利用してきた」と指摘し、「私は若いころからの政治的な家だったリクードを離れることにした」と述べた。
労働党からの離党を発表したアミー・アヤロン議員は現在、メレツへの鞍替えについて、メレツのハイム・オロン党首と会談している。現時点での相違点は、ミハエル・マルキオール議員に党内で7番目の地位を与えるというアヤロン議員の要求だ。
【解説】
離党・復党・鞍替え・新党結成が続き、後を追うのが大変なイスラエル政界です。
ということで、一旦整理をしてみたいと思います。
リクード
ウーズィー・ダヤン氏 (参加)
ベニー・ベギン元大臣 (復党)
ミリ・レゲブ軍報道官 (参加)
ダン・メリドール元大臣 (復党)
アサフ・ヘフェツ元警視総監 (参加)
プニナ・ローゼンブルーム元議員 (復党)
カディーマ
ナフマン・シャイ元軍報道官 (参加)
イスラエル・ハソン議員 (ベイテイヌから鞍替え)
労働党
アミー・アヤロン議員 (離党)
イスラエル・ベイテイヌ
ウーズィー・ランダウ元議員 (リクードから鞍替え) → リクードの強硬派だったが、インテリで謙虚な性格からリクード内でも人望が厚かった。
右派新党 極右・宗教右派4党の合併
左派新党 メレツをベースに広い幅の支持を目指す。
この他にも、ヤアロン元参謀総長もリクードや右派新党からオファーを受けており、近いうちに政界入りするのではないかと言われている。
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投稿者 moshe : 2008年11月17日 21:33
コメント
moshe様、今晩は。
さっき、J・ポストで見ました。コレですね。http://www.jpost.com/servlet/Satellite?cid=1226404753908&pagename=JPost%2FJPArticle%2FShowFull
それにしても、サプライズです。確かに、ネタニヤフ氏とランダウ氏は必ずしも一枚岩とは言いがたく、99年の党首選では対決していますが、まさかベイテヌ入りとは・・・・。
あと原則派で言えばラツォン氏が復帰への意欲を見せていますが・・・・。また、カディーマのエルキン議員が離党との話も・・・。
投稿者 一刀両断 : 2008年11月17日 23:17
>一刀両断様
分離計画以降は、リクードともソリが合わなかったのかもしれないですね。2004年10月に分離計画に反対し、大臣職を罷免。その後は、2005年にリクード党首に立候補するも出馬を取り下げ、党内選挙でも不発で今国会には不参加。その後は、リクード所属の議員の辞任で、ポストが空いたにもかかわらず、国会には戻っていませんですしね。
投稿者 moshe : 2008年11月18日 02:12