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2008年02月10日

アラブなお仕事

先週までTV2チャンネルで「アボダ・アラビット(※注)」というテレビドラマが放送されていましたが、第一シーズンが最終回で終わってしまいました。本当は放映中に紹介したかったのですが、再放送されるのを願いつつ(自分も途中からしか見ていないので…)、イスラエルにはこんなテレビ番組もあるということを紹介したいと思います(再放送の際にはお伝えします)。

これはサイード・カシュア(ハアレツで変わった記事を書いている人)原作で、アラブ系イスラエル人(またの名を「イスラエル国籍を持つパレスチナ人」)の悲哀をコミカルに描いたテレビドラマ。ユダヤ人とアラブ人がお互いに持つステレオタイプなどを風刺。クララ・フーリ(シリアの花嫁)やサリーム・ダウ(アバンチ・ポポロ)などが出演している。

「非ユダヤ人が、自らの文化を保ちつつ、ユダヤ人社会で暮らしていくことは可能か?ユダヤ人とアラブ人が同じ社会で暮らすことは可能か?」などがテーマ。2つのアイデンティティーの中で生きるアラブ系市民の葛藤を描いているのもポイント。テーマに反し、重いドラマではなく、冷静に(あくまでコメディードラマの範囲で)、イスラエルのユダヤ人社会・アラブ人社会を分析しているのが特徴。これまでアラブ人家族が中心のテレビドラマはほとんどなかったので(映画はいくつかあるが)、その点から見てもとても興味深い。

(※注) 訳は「アラブの仕事」あるいは「アラブ的な仕事」となるが、シオニズムが掲げていた「アボダ・イブリット」(ユダヤ人による労働)を意識していると思われる。



(ストーリー)
主人公アムジャドはヘブライ語の新聞社に勤める35歳のアラブ系記者。彼はイスラエル社会でエリートになるために、イスラエル人化を試み、誰よりもイスラエル人になろうと奮闘する。一方、妻のブシュラはそんな夫の行動に困惑し、呆れるばかり。娘のマヤは、父の「同化政策」の一環として、ユダヤ人の幼稚園に入れられる。

同僚カメラマンのメイール(ユダヤ人です念のため)は、イスラエル人化しようとするアムジャドに何かと「助言」をする。メイールは、ブシュラの友達でボストン帰りのアマル(アラブ人です念のため)に恋をする。

アムジャドの父、イスマイル・アブ・アムジャドは元マパイ党員で元教育省の職員。金のためならころころと思想を変える変わり者。母ウム・アムジャドは家族を愛する献身的な女性。両親は何かと口げんか。こちらも息子の「ユダヤ人化」に呆れている。



(キャスト)

アムジャド ノーマン・イサ
ブシュラ クララ・フーリ (シリアの花嫁)
メイール マリアノ・イーデルマン (エレツ・ネヘデレット)
アマル ミーラ・アワド
アブ・アムジャド サリーム・ダウ (アバンチ・ポポロ)
ウム・アムジャド サルワ・ナクラ








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投稿者 moshe : 2008年02月10日 07:23

コメント

>Moshe先生


ほ~。

これは面白そう。これはラジオで紹介されたの?

「原作」があるという事だけど本として出版されているのかな?


>「非ユダヤ人が自文化を保ちつつ、ユダヤ人社会で暮らすことは可能か?ユダヤ人とアラブ人が同じ社会で暮らすことは可能か?」などがテーマ

非ユダヤ人でも、アラブ人と非アラブ人の違いは大きいのでは?

例えば、婚姻関係等で移民した非アラブ人の旧ソ連系やエチオピア系のキリスト教徒などはユダヤ社会に同化促進する一方で、アラブ人にはユダヤ社会に同化させないというのがイスラエルの政策じゃぁないの?


もっとも、それに関しても議論があるようだけど。


「ユダヤ人至上主義」の代表がチッィピー・リブニで「反アラブ大連合」を提唱しているのがヨッシー・ベイリンなどの「リベラル派」。

統計によると70パーセントのイスラエルのユダヤ人はアラブ人が同じアパートに住んで欲しくないとあるから、まして両人種間の結婚なんてトンでもないよね。

その為にもイスラエル政府は市民法による結婚を認めないという強力な武器を持っているわけだし。

投稿者 Qちゃん : 2008年02月10日 22:16

>Qちゃんさん

これは半伝記ドラマなので、脚本家の人生が「原作」でしょう。
カシュアは自伝も出版しているようなので、参考までに読んでみては?

踊るアラブ人(2002)
ヴァイェヒー・ボケル(2004)

イスラエルにおけるユダヤ人とアラブ人の交際や、法の穴を利用した結婚は皆無ではないと理解しています。勿論、イスラエルの基本的な方針に反する訳で、ほぼ皆無に等しいのが現状ですが、双方が会う機会も一昔前と比べれば増えたわけで、個人レベルでそういう関係が生まれても不思議ではないでしょう。

投稿者 Moshe : 2008年02月11日 07:00

こういったドラマや映画、特にコメディーの良いところは、そういった現状を一歩下がって笑えるところですね(現状がこっけいだと理解できる)。また、「他人」の姿を映し出すことで、「他人」が「自分と同じように、色々な感情を持った人間」であるということを投げかけることも大きなポイントだと思います。

ドラマや映画がどれだけの変化をもたらすことが出来るかは微妙なところですが、「他人」の姿が見えないと、ステレオタイプや憎悪も大きくなり、簡単に差別やあらゆる「暴力」に繋がるので。

投稿者 Moshe : 2008年02月11日 08:39

>Moshe先生


>イスラエルにおけるユダヤ人とアラブ人の交際や結婚は皆無ではない。

Qちゃんも実例をいくつか知っていますけど。

「潜在的な敵」同士ですし、結婚となるとなおさら大変でしょう。


あるアラブ人が、ラジオ番組でヨッシー・サヤースという人がアラブ人の男と交際している妹を別れるように説得してくれとユダヤ人の男性に頼まれ成功した生番組を聞いて大変なショックを受けていました。

ほとんどのユダヤ人の人は逆に留飲を下げる思いだったのでしょう。

これがアラブ女性とユダヤ男性だと、子供はユダヤ人じゃないし、「おまえのかぁちゃんはアラブ人」というのは、「おまえのかぁちゃん出ベソ」 よりも辛いみたいですね。


でも、結婚の自由が無い社会ってのは基本的人権が存在しないって事だからねぇ...

投稿者 Qちゃん : 2008年02月11日 19:00

>Moshe先生


Qちゃんが、ケシェットの「アボダ・アラビット」のビデオが見れるアドレスを付けたのはまずかったかな?

コメント削除条項「管理人や他の読者の方々に不快感を与えると管理人やその他の人が判断」に抵触したっけ?


Qちゃんがはんせいしようにも基準がよく分からないよ...


検閲は少なければ少ない方が活気が出るとQちゃんは思うぜ。

投稿者 Qちゃん : 2008年02月12日 00:00

>Qちゃんがはんせいしようにも基準がよく分からないよ...

はじめに注意すべきだったと反省しています。Qちゃんさんのような語調で書き込みをなさる方は初めてだったので、戸惑いもあり、どう対処すべきか判断しかねていました。当初は本人の良識に任せるべきだと考え、しばらく様子を見ていましたが、いつまでたっても直る様子もないので、この際はっきり言わせてもらいます。

タメ口を使うのを止めて下さい。これはルールというより最低限守っていただきたいマナーです。Qちゃんさんの書き込みは、管理人そして読者の方々にも大きな不快感を与える表現です。Qちゃんさんは知識も豊富のようで、悪い人とは思いませんが、

>こんちわ~。
>ところで、しつも~んづら。
>みんなに公開しなさ~い!
>~これは消すなよ~
>へへへ、ググールの帝王Qちゃんは「アボダ・アラビット」をさっそく見つけたぜ。
>じゃぁ、Qちゃんも行ってきま~す。
>~かな?
>~したっけ?
>~思うぜ。
>Qちゃんは~
>Qちゃんが~

こういったコメントは管理人の常識の基準からかけ離れており、本当に不愉快です。コメント欄はQちゃんさん個人の書き込みの場ではありません。ブログを開設する前からの知人や、ブログを通して知り合った方々も最低限のマナーは守って下さっています。このようなコメントを承諾することは、これまでの読者の方々にとっても失礼なことです。

折角頂くご指摘なども、このように書かれては価値が半減してしまい、残念です。今後この件に触れることはないと思いますが、これからも同じような内容で継続される場合には、申し訳ありませんが、Qちゃんさんからのコメントは非公開の形を取らせていただくと思いますので、あらかじめご了承ください。

投稿者 Moshe : 2008年02月12日 08:12

おもしろそうな番組ですね。
ぜひ見てみたいです。
ご紹介、どうもありがとうございます。

投稿者 かぐや : 2008年02月13日 09:03

>かぐやさん

お久しぶりです。
機会があったらどうぞ観て下さい。

投稿者 Moshe : 2008年02月14日 10:52

コメントしてください




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