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2008年01月23日

映画『ブフォール』米アカデミー賞にノミネート

2008年1月22日(火)18時のニュース

国連安全保障理事会は現在、ガザ地区の人道危機について会議を行っている。会議は、アラブ諸国の要請によって開かれた。アラブ諸国は検問所の封鎖に対する非難決議案と開通要求案を提示した。

会議に向け、イスラエルは非難回避に向けた努力を展開。アハロン・アブラモビッチ外務次官は「非難決議案は現実からかけ離れている」と批判。イスラエル政府は「イスラエルは国防の必要性から行動している」と繰り返し強調した。




シモン・ペレス大統領は「安全保障理事会はイスラエルではなくハマスを非難すべきだ」と言明した。同大統領は「ガザ地区を含む全世界の人々は、イスラエルはカッサム攻撃を前に行動を起こさないわけには行かないことを理解しなくてはならない」と指摘。「ガザ地区住民は、現状はイスラエルに対するハマスの犯罪行為の結果だということを、よく理解しているはずだ」とした。



エジプト治安当局は「ガザ住民がラファ検問所に押し寄せた際に、エジプト人警官10人が負傷した」と伝えた。1人は発砲を受け、他9人は投石や暴力などにより負傷。同当局によると、警官らはデモ隊に向けゴム弾や放水で対応したが、パレスチナ人負傷者は出なかった。これに先立ち、アルジャズィーラが「パレスチナ人負傷者が担架で運ばれた」と報道している。

女性団体を含む数百人のデモ隊が今日昼、ガザ地区への封鎖を解くために、検問所に押し寄せ破壊を試みた。報道によると、エジプト警察が検問所を制圧する前に、女性約50人がエジプト側に乗り越えた。

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イスラエル映画界に朗報。映画『ブフォール(Beaufort)』が米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートを果たした。イスラエル映画のノミネートは『監獄の中(Beyond the Walls)』以来24年ぶり。外国映画賞部門では他にオーストリア映画『The Counterfeiters』、カザフスタン映画『モンゴル』、ポーランド映画『Katyn』とロシア映画『12』がノミネート。

また、『ノー・カントリー』と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』がそれぞれ、最高作品賞を含む8部門にノミネート。最高作品賞には他に『つぐない』、『フィクサー』と『ジュノ』がノミネートした。

最優秀男優賞にはジョージ・クルーニー、ダニエル・デイ・ルイス、トミー・リー・ジョーンズ、ジョニー・デップなどがノミネート。最優秀女優賞にはケイト・ブランジェト、ジュリー・クリスティ、ローラ・リニーなどがノミネートした。



【解説】

暗いニュースが続く中、久しぶりに明るいニュース。イスラエル映画『ブフォール』が米アカデミー賞にノミネートされた。『ブフォール』は2000年のレバノン撤退を描いた作品(ブフォールはレバノン南部にある十字軍の城砦のことで、この場合その隣に作られた、イスラエル占領のシンボルでもあった基地を指す)。撤退が決まり、国民の士気を落とさないためにも、指揮官のリラズが受けた命令は「死者を出さないこと」。ヒズボラのミサイル攻撃が続く中、反撃も出来ず、「もう少しで家に帰れる」そう思い、ただ時間が過ぎるのを待つ兵士たち。しかし、彼らの思いとは裏腹に死者・負傷者は日に日に増えていく…

見えない敵と戦い、なすすべもなく不必要な戦死に追い詰められる兵士を描いている点で、この映画は「反戦映画」のジャンルに入る。しかし、この映画はあからさまに戦争を批判する映画ではない(軍上層部や政治家への痛烈な批判はあるが)。兵士たちに敬意を払っているのが理解できる。

一方で、この映画で感じられるのは「結局、兵士たちは何のために基地にい続ける必要があったのだろうか?」という疑問。監督が描きたかったのは「静かな怒り」のように思える。

補足:
*この映画は当初2006年夏に公開される予定だったが、第2時レバノン戦争勃発を受け、2007年3月に公開された。
*この映画は兵士の物語であるため、多くの若手男優が出演している。主人公を演じたオシュリ・コヘン(ハコハビーム・シェル・シュロミ)を含む、複数の俳優が兵役に就いていなかったり、早めに除隊したりしたことが問題となった。「普通の映画ならともかく、国のために死闘を潜り抜けた兵士たちを兵役逃れが演じるとは何事か!」といった声が多く聞こえた。このため、アシュケナズィ参謀総長もこの映画をボイコットしている。
*かといって全員がそうでもなく、中には実際にレバノンにいた俳優もいる。
*本来、米アカデミー賞でイスラエル代表映画は『迷子の警察音楽隊(The Band's Visit)』になるはずだったが、イスラエル人とエジプト人の交流といった内容のため、英語が多用されていることから、代表権を奪われた。そのため、代わりにこの映画が代表として送られ、ノミネートに至った。








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投稿者 moshe : 2008年01月23日 08:56

コメント

追記:
邦題は『ボーフォート レバノンからの撤退』だそうです。なぜイスラエル映画や俳優名は毎回英語読みにされてしまうのでしょうね(原題はフランス語読み)?

投稿者 Moshe : 2008年01月24日 07:23

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