2007年11月12日
イスラエル軍准将、戦争中の軍上層部を批判
2007年11月11日(日)22時のニュース
第二次レバノン戦争でガリレア方面軍長を務め、戦争責任を取り辞任したガル・ヒルシュ准将は「国防軍には立ちの悪い党の中央委員会の意識が入り込んだ」と非難し、「軍は危険にも政治化していた」と述べた。同准将は「戦争は責任感の無い株主達(※1)によって運営され、前線を率いようとする先駆者(※2)はいなかった」と発言。また「戦争には全体的な過失は無かったものの、軍指導部は事前に用意された計画を信用しなかった」と指摘。「問題が大きくなったときには、軍の基本的な方針を失い、将校を前線に置き去りにし(※3)、責任を取らなかった」とした。
ヒルシュ准将はさらに「北部の拉致兵士に関する調査は、いかさまであり、歪曲されており、偏向していた」と批判した。また「戦争全体もよく調査されなかった」と指摘。同准将はこれらの発言を、クファルサバの集会で述べた。
軍関係者はこれらの発言に対し「ガル・ヒルシュは戦争時、一兵士ではなく、(自らが批判した)軍指導部にいた」と指摘した。同関係者は「彼自身が方面軍の方針を決め、兵士拉致は彼が担当していた地区で発生した」と強調。また「勲章を得ていたら、彼は調査に満足していただろう」と非難した。
北部における兵士2人の拉致に関する調査報告書を作成したドロン・アルモグ予備少将は、ヒルシュ准将の非難に対するコメントを避けた。
【解説】
(※1)株主達 = ハルーツ前参謀総長が、戦争開始直前に自らが有する株を美客した事を暗に指して。
(※2)先駆者 = ヘブライ語では「ハルーツ」
(※3)国/軍の基本方針は、兵士を前線に置き去りにせず、あらゆる手段を使って兵士を奪還すること。
ガル・ヒルシュ准将は兵士2人がレバノン国境で拉致されたときのガリレア方面軍長。兵士拉致の責任を問われた。批判は戦争開始直後からあり、戦争後に増大し、兵士拉致に関する報告書もヒルシュ罷免を呼びかける。同准将は辞任を余儀なくされる。今回の演説では「上層部は、将校らに責任をなすりつけ、自らは責任逃れした」とする発言をした。軍からは「准将自信が上層部にいた」とする非難が起こった。
投稿者 moshe : 2007年11月12日 08:32