2007年11月20日
イスラエル内閣、パレスチナ囚人441人の釈放を決定
2007年11月20日(月)15時のニュース
イスラエルのオルメルト首相とパレスチナ自治政府のアブー・マゼン議長はまもなく、エルサレムで会談する予定だ。イスラエル内閣は、アナポリス会議に向けた意思表示として、ファタハ活動家のパレスチナ囚人441人の釈放を決定。シャス系大臣、リーベルマン大臣、モファズ大臣とアハロノビッチ大臣は決定に反対。囚人リストは、イスラエル人の殺害に関与した囚人を含んでおらず、16人はガザに住んでいる。
今日の内閣会議で首相は「イスラエルはロードマップでの義務を果たし、新入植地の建設を控え、違法入植地を撤去し、土地を没収しない」と述べた。同首相は「パレスチナも、特に安全保障に関する、自らの義務を果たすことを望む」と強調した。
リーベルマン大臣は首相に「あなたが入植地に対して行っていること、つまり複数の入植地を撤去し、残された町の息の根を止めるようなことは、殺した上に奪う行為だ(※1)」と非難した。その発言に対しオルメルト首相は「政府の決定には、あなたもサインしている」と反論。「イスラエルは入植地の撤去は行うが、残った町の息の根は止める行為はしない」とした。
リクードのビンヤミン・ネタニヤフ党首は「イスラエル内閣は、譲歩ばかりして、見返りを得ていない」と非難した。同党首は「内閣は、イスラエルがユダヤ国家であることを認めるよう、パレスチナに要求することも無い」と批判。また「イスラエル国民が望んでいるのは、狂気の平和ではなく、正気の平和だ」と強調。「問題はアナポリス会議に行くかと言うことではなく、イスラエルにどのような義務が課せられるかということだ」と付け加えた。ネタニヤフ党首は、これらの発言を、国会における党会議の始めに述べた。
同党のギドン・サアル幹事長は「囚人の釈放が平和に繋がるとする理屈は既に失敗している」と述べた。同幹事長は「入植地を枯らす行為」を批判した。
【解説】
(※1)「殺した上に奪い取る」聖書の一節。列王記上21章
イスラエル内閣は、パレスチナ囚人441人の釈放を決定した。アナポリス会議に向けた信頼醸成が目的。右派・極右からは、「見返りも無いのに譲歩しすぎ」との非難の声。
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投稿者 moshe : 2007年11月20日 00:47