2007年07月01日
カツァブ大統領強姦疑惑、司法取引へ
2007年6月30日(土)21時のニュース
テルアビブのラビン広場では現在、カツァブ大統領との司法取引を中止し、公判による判決を下すことを呼びかけ、数千人がデモを行っている。参加者のヤエル・ダヤン元議員は「司法取引は法典(イスラエル法曹界の意)の汚点であり、今夜は我々全員が(被害者)Aさんだ」と批判。同元議員は「我々が求めるのは公正であり同情ではない。正義であり、復讐ではない」と強調。ザハバ・ガルオン議員は「マズーズ検事総長は恐れをなした」と述べ、「彼が作り上げた取引は成功しない」とした。
一方メニー・マズーズ検事総長も2チャンネルのテレビ番組プゴッシ・エット・ハイトヌットで「辞職を表明したモシェ・カツァブ大統領の取調べにより、20年来の性犯罪者の姿が浮かび上がった」と言明した。ただ「多くの犯行事実は時効が成立しており、起訴できない」とも述べた。
同検事総長はこの番組で「カツァブ大統領は取調べで嘘をつき、Aさんの証言を完全に否定した」と指摘。また「2人の関係は、性交渉を含んでいると思われ、通常の関係を超えている。Aさんは被害者だ」と強調した。ただし「Aさんの証言に多く矛盾点があることなどから、検察庁は証言を根拠に起訴に踏み切れなかった」と説明した。
マズーズ検事総長は司法取引に関する批判を退け、「取引が広い支持が得られないことは分かっていたが、私は世論調査をもとに判断しない」と言明した。また「カツァブ大統領が法廷で、犯行事実を認めなければ、司法取引は決裂する」とした。
【解説】
ラジオニュースの翻訳はお休みさせていただいていますが、今回は大きなニュースなので、今回だけ再開します。
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あれだけ騒がれていた大統領のセクハラ及び強姦疑惑は、多くの顰蹙を買っている司法取引になってしまいました。取引の公式な理由は、証言の問題点、事件の時効、大統領の裁判を行わないことの社会的利益などとされました。
女性人権団体などは早くも抗議のデモを行っています。そもそも、一度だけ(人生最大の間違いである)キスをしたラモンは有罪になり、あれだけのことをしたであろうカツァブはほとんど何もないというのは公平さに欠けるのではないでしょうか?カツァブもあれだけメディア批判を行っておいて、今になって罪を認めるのはちょっと恥ずかしくないだろうか?
司法取引は要するに、セクハラを認める代わりに懲役の要求を取り下げるということ。元の訴状との違いは下記の通り。
観光相時代の部下Aさんへの強姦 → Aさんに対するセクハラ
大統領府の部下Aさんに対するパワハラ → 無し
大統領府のほかの部下に対するセクハラ → キスをしたことや抱きしめたことを認める
国庫金の個人的使用 → 認める代わりに、金額を返却
懲役の要求 → 条件付の懲役と罰金
他に即時辞任など。
司法取引に関する世論調査(イェディオット)
取引を支持するか?
反対 69%
賛成 27%
マズズ検事総長は辞任すべきか?
辞任すべき 47%
辞任すべきではない 42%
無回答 11%
強姦疑惑は公平な終わり方をしたか?
していない 73%
した 23%
無回答 4%
投稿者 moshe : 2007年07月01日 04:39
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コメント
国庫金の横領ですか。。。どこも同じですねえ。。
今回のは民事訴訟ですか?訴状というよりは起訴状なのでは?
投稿者 irmscher : 2007年07月01日 18:47
「そもそも最終的に起訴が無いのなら、訴状は無いはず」とのご指摘を頂いたので、「犯行事実」にしました。
投稿者 Moshe : 2007年07月01日 19:26