« 労働党党首選、1次選挙はバラクの勝利。決着は2次選挙に持ち越し | メイン | 大統領選、シャスがペレス支持を表明 »

2007年05月30日

ペレス次席首相、大統領選出馬を表明

2007年5月30日(水)6時のニュース

ガザ地区北部では、ハマス活動家2人がイスラエル空軍の爆撃を受け死亡した。パレスチナ筋は、2人がロケット弾を発射しようとした際に攻撃されたと伝えた。

オルメルト首相は今日、ガザ地区からの攻撃に対する対処について、更なる防衛委員会を開く。数人の閣僚は、攻撃への対応を激化し、テロの基盤を崩すよう要求している。モファズ大臣は取材に対し、イスラエルの目標として、「ハマス指導部(への攻撃)を含めるべきだ」と強調。また「パレスチナは、イスラエルに対する如何なる攻撃も、大きな代償を伴うと知るべきだ」と指摘。「爆撃を続け、長期的な作戦を計画すべき」とした。

リブニー外相は、「ハマスは、自分に有利なときに攻撃するための準備として、全ての休戦を利用しており、イスラエルはこれに対し黙っていることは出来ない」と述べた。同外相は「イスラエルはフィラデルフィア・ルートのトンネル問題を解決しなくてはならない」と付け加えた。

ボイム大臣は「休戦に関するパレスチナの話は拒否するべきだ」と強調した。同大臣は「ギルアッド・シャリット釈放後のみ、休戦について話し合うことが出来る」と指摘した。

---

ハマス軍事部門では、イスラエルへのロケット攻撃を止めるかの意見がまとまっていない。ガザ地区のエザディン・エルカッサム指導のアハメド・アジャブリは、ハマスの基地や訓練所などへの被害や、ハマス政治部門の圧力を受け、ロケット攻撃の停止を指示。一方、ガザ地区北部のハマス軍事部門のアハメド・ランドゥール指導者は、攻撃停止の支持を拒否し、攻撃続行を支持した。ハマスのファウズィ・バルウン報道官はハマス内部で意見脳相違があることを否定し、「軍事部門も政治部門も、イスラエルへの攻撃を続行する覚悟がある」と強調した。


パレスチナ自治政府のアブー・マゼン議長は「パレスチナ人民は、現状維持を望んでいない」として、パレスチナ各組織に、勇気ある決断を下し、イスラエルとの休戦を再開するよう呼びかけた。レバノンのテレビ局エルムスタック・バラーマの取材に対し同議長は「まずガザ地区の現状悪化を止め、次に西岸へと続けるべきだ」と指摘した。

---

シモン・ペレス次席首相は今日、カディーマ党会議で、大統領選への出馬を表明する見通し。これまで同次席首相は出馬に対するコメントを避けてきたが、過去数日、党と首相が支持を表明。大統領選は2週間後の国会審議で行われる。

---

労働党のアミール・ペレツ党首は、2次選挙でアミー・アヤロン候補を支持する見通し。ペレツ陣営は「党首は、党首の支持者に被害が及ばないことと、党首の掲げる社会政策を受け入れることを約束すれば、アヤロン議員を支持する」と強調。ペレツ党首とアヤロン議員は、同党首が自らの支持者へ、同議員への投票を指示する可能性について会談する。


【解説】

ハマスも一枚岩ではないようですね。イスラエルのニュースでは、「ヘニヤなどのハマス指導部は、攻撃を続けたい部署を統率できなくなっている」と解説していました。

−−−

長い間、大統領選への出馬が噂されていたペレスが、出馬を表明した。これで、候補者はカディーマのペレス元首相、リクードのリブリン元国会議長と、労働党のアビタル議員となった。ペレス当選の可能性はものすごく高いわけでもない。

イスラエルの大統領は国会が選出する。つまり、大統領になるには、国会で多数を獲得しなくてはならない。今のところ、リブリンとペレスが互角の勝負。勝敗はシャスが握っているとされ、ラバイ・オバディヤ・ヨセフに気に入られたほうが勝ちとなる。ペレツは前回の大統領選でもシャスに裏切られているので、今回も微妙。

投稿者 moshe : 2007年05月30日 17:23

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.israel-radionews.com/moshe/mt-tb.cgi/399

コメント

コメントしてください




保存しますか?