2007年05月17日
スデロットにカッサム攻撃
2007年5月17日(木)8時のニュース
スデロットには今朝、2発のカッサム・ロケット弾が着弾した。内1発は数分前市内に、もう1発はスデロット南部の空き地に着弾。被害は無く、負傷者は出なかった。国防省代表は、町からの短期間の避難を求める市民を支援するために同市を訪問。計画は、市民を数日間、軍の保養地や「兵士の家」に避難させる事。軍当局はこれらを「新鮮計画」と称し、「市を空にするつもりはない」と強調した。
スデロット市役所は、老人、身体障害者、失業者や家にシェルター設備がない市民など、避難させるべき市民のリストを作成。スデロットでは、今日も授業は行われない。
軍関係者は「国防軍は、カッサム攻撃に対する、軍事作戦を続ける」と述べた。オルメルト首相とペレツ国防相は昨日、ピンポイント暗殺の再開と、テロ組織の基地に対する攻撃の再開を決定。同首相は20日(日)に、外交防衛委員会を開き、ガザ地区における軍事作戦について会議を行う。
イフタハ・ロンタル予備少将は「カッサム・ロケット弾に対抗するには、地上戦を行わなくてはならない」と述べた。同少将は「ロケット弾の発射に使われている土地を完全に破壊する必要がある」と強調。また、電気の切断を含む、ガザ地区の基盤の破壊も否定しなかった。予備少将はこれらを、イスラエル放送の取材に対し述べた。
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パレスチナ自治政府のアブー・マゼン議長は、昨日開始したファタハとハマスの休戦が行われているかを近くで視察するため、ガザ地区を訪問する。昨日は、休戦にも拘らず、発砲事件は収まらず、3人が死亡した。しかし、夜からは比較的に静けさが保たれている。
【解説】
独立記念日に、カッサム・ロケット弾によるスデロットへの攻撃が再開してから、飛んでくるロケットの数は増えている。今週だけで40発以上のカッサムがスデロットに着弾した。カッサムの殺傷率は比較的に低いのだが、それでも負傷者や家や学校などへの被害が出ている。市民にとっては、恐怖の生活。
こういう攻撃により、得するのはハマス。損するのはイスラエル。イェディオット紙の分析によると、ハマスにとって今重要なことは、ファタハとの抗争で落ちている、パレスチナ人民からの指示を回復すること。一番良い方法は共通の敵を作り、ハマスが対抗しているように見せること。
イスラエルの選択肢を報復するか、しないかとする。どっちをとっても、ハマスはイスラエルに対抗している事になる。イスラエルが反撃しなくてもまあまあ良し、反撃すればさらに良し。反撃で死人が出れば、ハマスにとってはもっと好都合との事。記事の結論としては、「外交にものを言わせるしかない」というもの。
空軍の攻撃だけでロケット弾が止められないことは既に証明済み。そもそも、カッサムみたいなロケットは誰でも飛ばせるものらしい。走ってきて、ロケットを撃って、走って逃げればいいこと。それを阻止するのは簡単ではない。カッサム・ロケット弾を止めるにあたって、イスラエルにどういった方法があるかというと、たいしたことは出来ないのが現実。再度ガザを占領することは避けたいところだが、どういう展開になるかはここ数日で決まるでしょう。
投稿者 moshe : 2007年05月17日 18:15
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