2007年05月13日
イスラエル、暗殺作戦再開へ
2007年5月13 日(日)8時のニュース
エフード・オルメルト首相は内閣会議の後に、ガザ地区の情勢に関する防衛会議を開く。閣僚数人は、ガザ地区のテロ組織に対する暗殺の再開を推奨し、一部はテロリストやロケットを発射するものに対し、ガザ地区での軍事作戦を勧告する模様。しかし、大規模な地上戦は承認されない見通しだ。政府主要関係者は「今ガザ地区に侵攻することは問題であり、利益は少ない」と強調した。
内閣は、ハマスが大量の兵器で強大化している事、フィラデルフィア・ルートにおける武器密輸やトンネル堀が続いていることなどのしているとの最新情報を得る。会議で内閣は、西岸地区にある多くの検問所の撤去を呼びかけるアメリカの要求に反対する軍事当局の意見を聞く。軍事当局は特に、西岸・ガザ地区間の通行の承認に反対している。
シャウル・モファズ大臣は「ガザ占領は好ましくない」と述べた。同大臣は「ガザ地区での大規模な軍事作戦では解決は得られないばかりか、住民との摩擦を呼び、危険を伴う」と指摘。また「暗殺作戦を伴う、限定的な時間や場所で行う軍事作戦のほうがよりよい結果をもたらす」と発言。今後カディーマ党首選に出馬するかとの質問に対しては、「時期尚早な発表はしたくない。全ては時期どおりにすべきだ」とした。
リクードのスィルバン・シャローム議員は、ガザ地区での大規模な軍事作戦を支持し、「作戦と同時に暗殺も再開すべきだ」と強調した。また「更なる一方的撤退はありえない」と言明。また「アラブ連合の和平案に対する前向きな姿勢は、政府の経験不足の現れであり、成功することは無い」と指摘。同議員は和平案を巡る動きを「政府の過失から国民の目をそむけようとする哀れな試み」と称した。
メレツ党のヨースィー・ベイリン党首は「オルメルト政府が和平交渉を進めることは出来ないが、アラブ和平案が復活したことで稀に見るチャンスがあるため、これを逃してはいけない」と述べた。同党首は「イスラエルが和平案に対し交渉を行わないことは罪だ」と強調。また「和平案は帰還権に関する記述は何も無い。そう主張することは無意味だ」と発言。「最終的には67年国境に基づき、同等の土地交換が行われる」とした。一方、「メレツが過失だらけの政府を支持することはありえない。オルメルトが現職に留まるのは責任感に欠ける」と非難した。
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アルアハラム紙の取材に対しツィーピー・リブニー外相は「ガザ撤退の決断は、厳しく勇気のある決断だった」と述べた。同外相は「撤退は、イスラエルは平和を望んでおり、パレスチナ人民を占領することを望んでいないとするメッセージだった」と発言。また「私は国民の大多数を代表しており、ガザ撤退が最後のものではなく、パレスチナ国家を樹立するためには、今後更なる地域から撤退することになると確信している」と強調。「イスラエルとパレスチナがキャンプ・デービッドで和平に到達していれば、パレスチナは今日、建国7周年を祝っていただろう」とした。
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エジプト駐米大使は「ブッシュ大統領とライス国務長官は、カイロとの会談で、米国は同大統領の任期中にパレスチナ国家を樹立することを試みているとした」と述べた。ナビール・ファハミ大使はアルアハラム紙の取材に対し「エジプトは、周辺国家が和平に前向きな姿勢を見せているため、イスラエルと、パレスチナ、シリア、レバノン各国との和平交渉を進めるときが来たと考えている」と強調した。
【解説】
イスラエルは、ガザから飛んでくるカッサム・ロケット弾に対して暗殺作戦の再開で対抗することにした、というニュース。また、逆戻りしないことを願う。
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リブニーの発言は、今後撤退をする可能性がある、と示唆したもの。
投稿者 moshe : 2007年05月13日 15:29
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コメント
興味深く拝見させていただいています。
そうですね。。。相変わらず暗殺作戦を好みますね。どうにもこうにも膠着状態ですね。
投稿者 irmscher : 2007年05月14日 16:06