2007年05月03日
リブニー外相、オルメルト首相に辞任の呼びかけ
2007年5月2 日(水)22時のニュース
アミール・ペレツ国防相は「恥を忍んで、ヴィノグラード報告書を適用すべきだ」と述べた。ナザレ・イリットの軍用車製作工場40周年の記念式典で同国防相は「報告書は長年の失態を明らかにした」と発言。また「防衛当局は、報告書の提出前に既に改善に向けて動き始めていた」と強調。さらに「報告書はレバノンからの一方的撤退と今回の戦争における失態の関係を指摘した」と言明。「今はお互いを批判すべき時期ではないが、国民の感情が高ぶっているため、真実を述べなくてはならない」とした。
ツィーピー・リブニ外相はカディーマ党会議で「党員はヴィノグラード報告書の内容を無視し、お互いを賞賛することは出来ない」と述べた。同外相は「政府に対する国民の信頼は現在崩壊しており、我々はそれに立ち向かわなくてはならない」と強調した。
イスラエルの駐ワシントン大使が国内の情勢に対し、「個人的には、オルメルト首相の留任を願う」とする異例の発言をした。
【解説】
ペレツは「辞任はしない」と表明したものの、側近には「場合によってはそれもありかも」と言っているらしい。どちらにしろ、党首選で撒けたら元も子もないだろう。「報告書を受け止める」と言いながら、「戦争の失態はレバノン撤退によるもの」として党首選の相手であるバラク批判も忘れていない。
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これまでナンバー2のポジションを保持してきたリブニー外相が、反旗を覆したようにオルメルト首相を非難した。しかし、党員が皆後に続くと思ったら、ほとんどの党員はオルメルト指示を表明。リブニーの反乱は、現時点では失敗に終わった。
今後の進展として考えられるのは:
①オルメルト首相が何とか批判を持ちこたえて、少なくとも夏までは留任
②オルメルトが批判に耐えられなくなり辞任。リブニーが党首に就任(この場合、総選挙になる可能性と、ならない可能性、両方ある)
③リブニーが党内の人気を得て、乗っ取りに成功。リブニー政権樹立。
④労働党党首選の結果、内閣脱退を呼びかける候補が就任。与党は過半数を失い、総選挙へ
⑤シャスかイスラエル・ベイテイヌが内閣脱退を表明。総選挙へ
⑥左派政党を中心にペレス支持が強まり、ペレスがオルメルトの代行として就任。ペレス政権樹立(可能性は低い)
総選挙になった場合、首相の座に最も近いのはリクードのネタニヤフ党首。また、富豪ガイダマックの政党ツェデック・へブラティ(社会正義党)や、汚職一掃を呼びかけるウーズィー・ダヤン(モシェ・ダヤン元国防相の息子)の政党タフニットや、今回の戦争を受けて出来るであろう「予備役兵の政党」などが出てくるだろう。
投稿者 moshe : 2007年05月03日 06:38
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