2007年04月29日
オルメルト首相に対し右派双方から非難
2007年4月28日(土)23時のニュース
オルメルト首相府は今夜、週末に公表されたヴィノグラード調査委員会からの引用に対する声明を出した。声明は「首相と首相府はまだ報告書を受けていない。メディアの空論に対するコメントはしない」とした。また「報告書が発表され中身を考察してから、対応する」と発言した。
オルメルト首相側近は「ヴィノグラード調査委員会は厳しく批判したが、首相は辞任しない」と述べた。同側近は「戦争開始の決定は、国会と内閣で承認された」と指摘し、「首相は自らの正義のために戦う」と強調した。
首相府は2日後発表される報告書に対しコメントするよう要求した。昨夜、同調査委員会は首相と国防相に対し厳しい批判をするが、辞任は推薦しないと報道された。報道によると、調査委員会は「オルメルト首相は判断を誤り、軍の要求を満たしたに過ぎない」として、ペレツ国防相については「経験不足を乗り越える努力が不十分だった」と結論を出した。
メレツ党のヨースィー・ベイリン党首は「首相は1日たりとも現職に留まってはいけない」と非難した。同党首は「自ら結成した委員会の結論に反し現職に留まれば、国民が辞任に追い込み、ヨム・キプール戦争後のゴルダ・メイアと同じ道をたどることになる」と述べた。
国家宗教党のズブルン・オルレブ党首は「ヴィノグラード調査委員会は首相と国防相に落第点を与えた。彼らは辞任しなくてはならない」と強調した。同党首は「オルメルトがそれまで辞任しなければ、審議の始めに国会解散案を提示する」と発言した。
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ドイツ紙フォクスはオルメルト首相からの引用とする発言を、自社のインターネットサイトから削除した。同紙は同首相が「トマホーク型巡航ミサイルを10日間打ち続ければ、イランの核開発に大打撃を与えることが出来る」と述べたとした。オルメルト首相府は「首相は同趣旨の発言をしておらず、記者との会談は取材ではなく、引用に向けた下調べとされていた」と指摘した。
引用を行ったアミール・タヘリ記者はミリ・アイゼン首相報道官に電話し「新聞社に引用を送っておらず、インターネットサイトから削除するよう要求した」と述べた。同記者は「首相との会談が下調べだと理解しておらず、取材と思っていた」と発言したものの、同紙が同記者の名前で報道した引用を否定した。
首相府は「記者は会談を録音せず、何も記入しなかった」と指摘した。会談に同席したウリ・ルブラーニ国防相顧問も「首相は引用として使われた発言はしていない」と述べた。
【解説】
オルメルトが「イランを攻撃すれば、核開発に大打撃を与えられる」と発言したとの報道は、ガセネタだったようです。
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まだ報告書は提出されて意なのですが、10チャンネルの報道により、右派両党からオルメルトに対する批判が始まっていますが、内閣に参加している政党は批判を控えています。しかし、既に大臣を辞任したピネス議員なんかは、一刻も早く辞任するよう呼びかけています。
ベイリンがオルメルト内閣を、ヨム・キプール戦争後のメイア政権と比較しているのは、メイア首相も戦争を受けて辞職したため。イスラエルが大打撃を受けたヨム・キプール戦争を調査した、アグラナット調査委員会は「メイア首相の決定は正しかった」と決定し、メイア首相は戦争直後に行われた総選挙で再選した。しかし、戦争関係者の総辞職を要求する世論が強まると、辞任を強いられた。
投稿者 moshe : 2007年04月29日 05:34
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