2007年01月23日
アシュケナズィーの指名決定
2007年1月22日(月)22時 FM95のニュース
オルメルト首相とペレツ国防相は、ガビー・アシュケナズィー予備少将の指名決定を発表した。共同発表で2人は「アシュケナズィーは優秀な将校だ。レバノン戦争の教訓を応用できると信じている」と発言。法律によると、まず国防相が、上層指名を担当するティルケル委員会に指名を提示。その後、内閣が指名を承諾する形になっている。
この決定に先立ち、ペレツ国防相はカプリンスキー副参謀総長に、アシュケナズィーを指名する意向を伝えた。今朝、国防相は同副参謀総長に、現職に留まるよう要請。軍は、後者が要請を承諾すると見ている。
テロ被害者団体も、ヴィノグラード委員会による中間報告書提出前の参謀総長指名に対し、行政裁判所に起訴を提出した。団体は「これまで、首相と国防相は、委員会の権限を奪い、各人物への非難を防ぐため、全ての手段をとっている」と非難。行政裁判所は今日、同件に関する、「行政改善運動」の起訴を受諾し、首相、国防相とマゾズ検事総長に、金曜日までに、ヴィノグラード委員会による中間報告書提出前に指名が必要な理由を提示するよう指示した。行政裁判所は、3人のメンバーで2月1日までに、同件に関する条件付令状の発行を検討する。
【解説】
オルメルトとペレツは、アシュケナズィーの指名決定を発表した。今後、内閣の承認などを経て、正式に任命する。いくつかの団体は、戦争における軍や政府の機能などを調査している、ヴィノグラード調査委員会の中間報告書を待たずに、参謀総長の指名を急ぐのはおかしいと抗議している。
少し前までは、ペレツ解雇のうわさもありましたが、ハルーツが辞任して、少し前までは、ペレツがオルメルトの防波堤になってしまったことで、解雇しにくくなりました。ペレツが辞めたら、全ての非難がオルメルトに集中し、辞任を迫られるでしょう。
新参謀総長に課せられている最大の任務は、昨夏の戦争で失われた、軍の信頼の復興です。国民の多くが兵士でもあるため、軍、特に兵士に対する国民の評価は、下がっていないでしょう。しかし、参謀や軍の上層部に対する信頼や期待は大幅に下がったような気がします。
アシュケナズィーはゴラーニ出身と言うことで、「ゴラーニ旅団」の解説を加えておきます。
【ゴラーニ旅団】
イスラエル北部方面軍に属している歩兵部隊。イスラエル軍の中でも、最も勲章の数が多いエリート部隊のひとつ。ベレー帽は茶色。1948年に誕生し、独立戦争では、北部方面の防衛を任される。シリア軍、レバノン軍、ヨルダン軍、イラク軍を止め、北部占領に貢献する。
独立戦争後も、六日戦争(1968年)でのゴラン高原占領、ヨム・キプール戦争(1973年)でのヘルモン山占領にも参加。第一次レバノン戦争勃発(1982年)以来は、その戦闘に参加し続ける。
エルアクサ・インティファーダの際には、ジェニン近辺、ガザ北部とフィラデルファイ・ルートで活動。宗教系兵士が比較的多いが、ガザの入植地撤去、特に撤去前の入植者との対話に参加する。また、ゴラーニ旅団は建国以来、北部警備を担当している。
ゴラーニ系大隊
エゴーズ隊 ゲリラ戦専門のエリート部隊。特にレバノンなどの山地で活動
第12大隊(バラク隊) 司令部、運送、軍医、作戦部隊など
第51大隊(ハボクイーム・ハリション) 司令部、軍医、銃部隊など
偵察隊
第351大隊(ファラヒック)
投稿者 moshe : 2007年01月23日 19:23
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