2006年08月25日
米国シリアを非難。安全保障理事会決議反対に対し
2006年8月25日07:00 FM95 のニュース
米国はシリアに、ヒズボラへの武器補給を禁止する、国連安全保障理事会決議を尊重するよう呼びかけた。米外務省報道官は、シリア・レバノン国境への多国籍部隊配備に反対するシリアの方針を「ばかげている」と非難。また「国連安全保障理事会決議によると、国連加盟国はヒズボラを含むレバノンで活動している全ての武装組織への武器補給を止めなければならない」と強調。「この決議は特に、唯一レバノン・イスラエル双方と国境を有するシリアに対するものだ」と付け加えた。
レバノン国会ヒズボラ党のムハマド・ラエド党首は、交渉開始前にシャバア農場から撤退するようイスラエルに呼びかけた。BBCの取材でラエド党首は、拉致されたイスラエル兵士については触れなかった。
フランスは多国籍部隊へ1,600人の増加を決定した。シラク仏大統領は、フランスが多国籍部隊主導国となる希望を見出し、「国連は、フランスが要求した任意保障に応じた」と指摘。一方、イタリアのプロディ首相は「フランスの決定に満足している」と延べ、「アナン国連事務総長が、フランス・イタリアのどちらが主導国となるか決定する」と付け加えた。
イスラエルは、今日コフィー・アナン国連事務総長が、EU諸国の外相に7,000人の多国籍部隊を提示すると推測している。政府高官は「国防軍は数週間中に撤退を完了する」と述べた。
ロシアはレバノン南部の多国籍部隊への参加を検討している。ロシアのセルゲイ・イワノフ防衛相は「まだ国連部隊の任意権や規模などはハッキリしていない」と述べた。
予備役隊長の公開討論会は、今回のレバノン戦争における3つの問題(戦争の運営、予備役兵への処置と後方への処置)を調査する国立調査団の結成を要求した。討論会メンバーは昨日会議を開き、戦争の教訓から、予備役法をすこし変えて提出するよう呼びかけた。
イタイ・ランスベルグ予備中佐は、「ハッキリとした目的の無い戦闘や混乱した指令などを調査する必要がある」と発言。また「大元の指令を出していた政治部も調査すべきだ」と非難。予備役法についは「今回の戦争で、国防軍は経験値の高いベテランの隊長を必要とした。退役の年齢を上げるべきだ」と述べた。
【解説】
明日から2・3日仕事でちょっとテルアビブを離れます。更新はその後になると思います。ご了承ください。
シリアは戦争が終わった頃から「武力でゴラン高原を奪還する」と言っている。誰もが近いうちにまた戦争があると感じている中、結構信憑性が高い。しかし、アサド大統領は「交渉が失敗に終わったときに」と制限をつけている。また、やるとしたら武力侵攻よりも、テロという選択を選ぶ可能性がある。これは、今回の戦争におけるヒズボラの「成功」が影響していると見られるそうなったら、かなり厄介。テロは対処しにくいので…
戦争になったらイランもどんどん介入していくのだろうし、どうなることやら…
さて、今回の戦争で、特に予備役兵などからかなりの非難が出ている。カディーマ・労働党の信用はがた落ち。カディーマは、イデオロギー(集中計画)もリーダー(オルメルト)も人気が落ちているので、かなり痛い。
一方、戦争直後にありがちな国民意識向上などもありネタニヤフのリクード、リーベルマンのイスラエル・ベイテイヌの人気が上がっている。しかし、どの党もあまり選挙をやりたくない。特に与党に参加している党はどこも席が減る事が予想されているので、不信任案は多数が取れないとのこと。
イェディオット・アハロノットに以下の世論調査が載っていた。
今選挙になったら?
リクード 20議席 (+8)
カディーマ 17議席 (−17)
イスラエル・ベイテイヌ 17議席 (+6)
労働党 11議席 (−8)
シャス 10議席 (−1)
アラブ3党 10議席 (同じ)
国家統一党・国家宗教党 7議席 (−2)
メレツ 5議席 (同じ)
トーラー・ユダヤ教連合 5議席 (−1)
年金党 3議席 (−4)
まだ決めていない 15議席分
(TV2チャンネルの調査などでは、リクード、イスラエル・ベイテイヌがそれぞれ24議席となっていた。)
戦争中のオルメルト首相の行動に対する評価
良い 26%
悪い 74%
戦争中のペレツ国防相の行動に対する評価
良い 20%
悪い 79%
戦争中のハルーツ参謀総長に対する評価
良い 35%
悪い 63%
誰が首相になるべきか?
ビンヤミン・ネタニヤフ(リクード党首) 22%
アビグドール・リーベルマン(イスラエル・ベイテイヌ党首) 18%
シモン・ペレス(元首相) 12%
エフード・オルメルト(現首相) 11%
ツィーピー・リブニー(外相) 10%
エフード・バラク(元首相) 4%
アミール・ペレツ(労働党党首) 1%
誰も相応しくない 20%
候補者がネタニヤフとオルメルトだけなら?
ネタニヤフ 45%
オルメルト 24%
どちらも相応しくない 28%
オルメルト首相は辞任すべきか?
YES 63%
NO 29%
ハルーツ参謀総長は辞任すべきか?
YES 54%
NO 38%
ペレツ国防相は辞任すべきか?
YES 74%
NO 20%
国防相はだれが相応しいか?
シャウル・モファズ(カディーマ・前国防相) 25%
アミー・アヤロン(労働党・元対内諜報機関長) 20%
モシェ(ブギー)・アヤロン(前参謀総長) 18%
アビグドール・リーベルマン(イスラエル・ベイテイヌ党首) 10%
エフード・バラク(元首相) 8%
ビンヤミン・ネタニヤフ(リクード党首) 5%
アミール・ペレツ(現国防相) 3%
やはり、今回はペレツが一番信用を落としている。
国防軍はイスラエルを守れるか?
YES 82%
NO 17%
それでも、国防軍への信用は落ちない
カツァブ大統領は辞任すべきか?
YES 55%
NO 33%
カツァブ大統領が辞任したら、後任は?
シモン・ペレス(元首相) 38%
ラバイ・ラウ(元イスラエル代表のラバイ) 22%
レウベン・リブリン(前国会議長) 11%
アハロン・バラク(最高裁判長) 9%
ダヴィド・レヴィ(元外相) 4%
ビンヤミン・ベンエリエゼル(元国防相・現資源開発相) 3%
コレト・アビタル (労働党議員) 2%
セクハラ疑惑で人気を落としているカツァブ。後任として最も人気があるのは
ペレスらしい。ペレスは、最後ぐらい勝たせてやりたいものだ。
投稿者 moshe : 2006年08月25日 15:06
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