2006年08月15日
オルメルト「戦争の全責任は自分に」、ネタニヤフ「今戦闘に問題点」
2006年8月14日19:00 FM95 のニュース
国内戦線司令部はアッコ街道アミアド交差点以南の町、カルミエル、ナザレ、ナザレ・イリット、キリヤット・ティブオン、ミグダル・ハエメック、ラマト・イシャイ、ティベリア、アフーラ、ハイファ、クラヨット、アッコ、ネシェルとティラット・ハカルメルの住民に普段の生活に戻るよう勧告。しかし、同地域の住民は集会を避けるよう指令した。
北部方面軍長アロン・フリードマン准将は、数日中に予備役兵を解放し始めると発表した。まず、戦闘開始直後に召集された予備役兵を解放し、数週間中に残りの兵士を解放する予定。
コフィー・アナン国連事務総長は「イスラエルとヒズボラの停戦は守られているように見える」と述べた。ニューヨークで出した声明でアナン総長は双方に、停戦を安定させる努力をするよう呼びかけた。
国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)隊長アレン・ペレグリーニ将軍は、イスラエル・レバノン双方の上級将校と会談し、イスラエル軍の撤退およびレバノン軍の配備についての調整を行った。イスラエル軍上級将校は会談後、「イスラエルは10日以内に、レバノン軍配備に伴い、撤退する用意がある」と発言。フリードマン北部方面軍長は「国防軍は数日中に撤退する」と述べた。
UNIFILのペレグリーニ将軍は「中東情勢はまだ安定していない」と発言。「どんな挑発でも情勢悪化につながる可能性がある。そのため、すぐに多国籍部隊を配備する必要がある」と説明した。
オルメルト首相は「レバノン戦闘の全責任は私にある。誰にも責任を委ねるつもりは無い。作戦はイスラエルは、主権侵害や住民攻撃に対し、我慢せず、全てのテロ行為に対応するということを示した」と述べた。
国会で行われた特別協議で首相は「安全保障理事会決議は、イスラエルとレバノンのみが重要だということを強調した歴史的決議だ。もう国の中に国は無く、テヘランからダマスカスまで続いている悪の枢軸の支援を受けているテロ組織はレバノン内部で活動できなくなった」と発言。また「作戦は、地域の、特に対ヒズボラのバランスを変えた。ヒズボラ指導者は防空壕に隠れた。我々はどこまでもいつまでも彼らを追い続ける。これは、道徳的義務であり、誰にも誤る必要も無く、誰からも許可を得る必要は無い」と付け加えた。
オルメルト首相は「イスラエルは、後方でも前線でも大きな打撃を受けた。何にも変えがたい大きな代償、すなわち人命を失った」と述べ、拉致された兵士の奪還に対し全てのことをする約束をした。
一方ビンヤミン・ネタニヤフ野党党首は「近い内に先頭の続きがあると予測する。それは、戦闘開始当時、政府が掲げた正当な目的が得られなかったからだ。拉致された兵士は戻らず、ヒズボラは解体せず、ロケットによる危機は去ったとはいえない」と牽制した。
ネタニヤフ党首は「イスラエルは滅亡の危機にさらされている。このような挑戦に立ち向かうには、今回の戦闘、特に危機の予測や戦闘指揮に問題があったといわざるを得ない。この問題から、教訓を得る必要がある」と述べた。
また「一方的撤退の考えは崩壊した。このような政策は相手に弱みとして受け止められるため、力と相互性の政策に変えなくてはならない。アラブ人が武器を置けば、戦争は終わる。しかし、イスラエルが武器を置けば、イスラエルが無くなる」と非難した。
ネタニヤフは「代々我々を全滅させようとする敵が生まれる。しかし、ヒットラー以来、イラン大統領のような敵はいなかった。アフマディーネジャードは、公的にイスラエル殲滅を掲げ、それを成し遂げるまでは、ハマスやヒズボラを利用し攻撃を続けている」と批判した。
【解説】
イスラエル軍は数日中に撤退を終了させる模様。北部の町は、やっと普段の生活に戻り、防空壕から出られようになった。UNIFILが増加することになっているが、イスラエルではヒズボラが南部で武器を持ったままとどまるとの不信感が強い。
今回の戦闘で一番利益を上げたのはビービーちゃん(ネタニヤフ)かも知れない。ネタニヤフは戦闘中は黙って政府を支持したことから評価が上がった。というのは、「戦争中は国民は一つにまとまるり、お互い非難してはいけない」との考えがあるから。
戦闘が終わってからは、政府の痛いところをつき、これまた人気が出る可能性がある。個人的にはあまり好きじゃないのだが…
投稿者 moshe : 2006年08月15日 18:37
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