« ハデラ近辺にロケット着弾 | メイン | レバノン南部、大規模戦闘で兵士15人死亡。安全保障理事会決定は難航 »

2006年08月06日

国連安全保障理事会、停戦決定案を発表

2006年8月6日08:00 FM95 のニュース

週末のレバノン南部の戦闘で、イスラエル兵5人が死亡した。内3人が現役、2人が服役兵。国防軍は昨夜少なくとも12人のヒズボラ活動家を殺害。内4人をフーラ村、8人をビント・ジュベールで殺害。週末では合わせて50人を殺害した。

アイテ・アシャブアでは、テログループを攻撃。レバノン西方のシャムアでは、カチューシャ・ロケットを発射したヒズボラ活動家を攻撃し、3人を拘束した。イスラエル空軍は、建物や南部と北部を結ぶ橋など80箇所のヒズボラ系標的を爆撃。また、カチューシャ発射機やトンネルも攻撃した。

レバノン警察はシドンで、イスラエル空軍によるアンサール村への攻撃で、民間人5人が死亡し、4人が負傷したと発表した。

国連安全保障理事会は今週半ばに、暴力停止を呼びかける決定案を決議する予定。国際部隊は、部隊の任務について合意が出た後、派遣される。決定案によると、部隊は数国の軍部隊から結成し、国連の委任を得て活動する。国際部隊配備の条件は、イスラエル・レバノン両国による国境の尊重、リタニー川以南ではレバノン軍のみ活動するとの合意と、レバノンで活動する全ての武装組織への輸出停止。

決定案の序文は、まず拉致されたイスラエル兵を無条件で釈放し、その後多国籍部隊とレバノン軍と連携し、イスラエル刑務所で服役中のレバノン人囚人の釈放について協議すべきと強調している。


ヒズボラは決定案発表後「暴力停止には賛成するが、まずイスラエルが攻撃を止め、完全に撤退すべきだ」と主張した。ヒズボラ所属のムハマド・フネッシュ大臣は「暴力を使っているのはイスラエルだ。イスラエルが暴力を止めるなら、イスラエル兵が1人もレバノンに残らないという条件で、ヒズボラは停戦に応じる」と強調した。


レバノンのフアド・セニヨーラ首相は、決定案に対する不満を表明し、レバノン内閣は修正を要求した。レバノン外務省が発表した通知は、イスラエルの撤退に対する日程が決まっていない事を指摘。またレバノンはイスラエルによる海上封鎖の停止も要求した。国境についてレバノンは、相違点となっているシェバア農場を、合意が出るまで国連に譲るよう要求した。

【解説】

レバノン危機も終わりに地被いている様子。安保理の決定は今週中に出る模様。
レバノンが国境について触れているシェバア農場は、2000年の撤退以来、相違点となっている土地。

【ドブ山(シャバア農場)】

ヘルモン山西方にある山。1,529m。アラビア語ではジャベル・ルース。

山地は、レバノン南部に広がっている。2000年のレバノン撤退以来、イスラエルとヒズボラの相違点となっている。ヒズボラは、その地帯(アラビア語でその土地一体は『シャバア農場』と呼ばれている)がフランス植民地時代、レバノン領だったとして、変換を要求。そのため、ヒズボラは撤退以来、度々ドブ山のイスラエル軍基地を攻撃している。

イスラエルは、同地域がシリアから占領された土地であり、レバノンに返却する理由はないと主張している。国連も、イスラエルの主張を受諾。安全保障理事会決議442は、ドブ山がイスラエル・シリアとの問題であるとし、レバノンとの関係を否定している。

2000年には、ドブ山からイスラエル兵3人が拉致殺害された。拉致を写した映像に、国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の車が移っていたことから、国連が拉致を黙認したとして問題になった。拉致された兵士3人の死体は、2004年、囚人と交換でイスラエルに返却された。

投稿者 moshe : 2006年08月06日 15:35

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.israel-radionews.com/moshe/mt-tb.cgi/223

コメント

コメントしてください




保存しますか?