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2006年07月29日

ライス米国務長官、中東再訪

2006年7月29日10:00 FM95 のニュース

北部方面軍司令官のアロン・フリードマン准将は「ヒズボラによる長距離ロケット使用は、組織が窮地に陥りつつある証拠だ」と述べ「短距離ミサイルが無くなったのか、使用が困難になっているかのどちらかだ」と説明した。

アフーラに着弾したロケット弾に対しては「(イラン製の)ファジャー5号ではなく、シリア製の古い型のロケット弾だ」と指摘。昨夜のビント・ジュベールの戦闘については、「国防軍部隊が、攻撃準備中のテロリスト達を発見し、発砲した」と発言。戦闘は3時間続き、多くのヒズボラ活動家が死亡した。また、イスラエル兵7人が負傷。内1人が重傷、1人が中度の怪我、他が軽症を負った。

またフリードマン准将は「シリアまで前線を拡大するつもりは無い」と述べた。「シリアもイスラエルとの交戦を望んでいない」と推測。しかし「奇襲されないよういつでも準備は整っている」と付け加えた。


コンドリーサ・ライス米国務長官は、現在中東へ向かっており、今夜イスラエルに到着する。ライスは、今夜中にオルメルト首相と会談する予定。明日はペレツ国防相リブニー外相と会談する。

ライス長官は、多国籍軍の編成、権限と配置について話し合う。イスラエルは、多国籍軍がレバノン軍によるレバノン南部の配備を許可、ヒズボラへの武器補給を阻止し、ヒズボラを解体させることを望んでいる。


イスラエル政府高官はエグランド国連事務副総長による停戦の呼びかけに触れ、「停戦は国同士が行うもので、国とテロ組織がする事ではない」と否定した。また「イスラエルには正式な停戦が提案されていない」と強調。同高官は「ヒズボラは、レバノン住民を盾に利用し、村人のベイルートへの脱出を阻止している。また村への人道支援も阻止している」と非難した。

イスラエルは、レバノンへの人道支援専門の国連代表が、明日からイスラエル国防軍前線司令部に配置されることで合意した。

イスラエル空軍は昨日もレバノンで60箇所以上を爆撃した。空軍は、アフーラに着弾した長距離ロケットを発射したものを含むロケット発射機、ヒズボラが使用していた数十の建物、司令部や倉庫、また車やロケット発射地なども攻撃した。


ヒズボラは昨日、イスラエル北部に向けて100発以上のロケット弾を発射。30人が負傷した。内4人は軽度の怪我、他は軽症あるいは精神的被害を負った。ロケットは、キリヤット・シュモーネ周辺、マアロット、ナハリアとアフーラに着弾。ナハリアでは、ロケットが病院に着弾したが、負傷者は出なかった。


ダン・ハルーツ参謀総長は、これからオルメルト首相と会議する予定。国防軍によると、参謀総長の隊長は良い。昨夜、参謀総長は気分が悪くなり、イヒロブ病院で検査を受けたが、前述の通り体調は良く、普段どおりの生活が出来る。

【解説】

昨夜アフーラに着弾したのは、新型のイラン製ミサイルではなく、シリア製の旧式ロケットだった模様。今日はライス国務長官が中東再訪。レバノン危機終結後の、レバノン南部について対談する。


【アフーラ】

イスラエル北部の町。面積は28.6平方キロメートル。人口は42,000人(2005年)。ほとんどがユダヤ人。

アフーラは1925年、アメリカのシオニスト系入植コミティーにより建設。アフーラ買収と共に、その土地で働いていたアラブ人農民は安い賠償金と共に立ち退きされる。アフーラ設立以前の1905年、パレスチナを統治していたオスマン・トルコがハイファとシリアの中間点として駅を建設していた。

アフーラのハエメク病院は1925年に建設され、現在イスラエルの病院の中でも有数のいい病院とされている。

イスラエル建国と共に、イラク出身やイエメン出身を初めとする多くの移民を受け入れる。1975年に、市に認定される。90年代初頭、アフーラの人口は25,000人ほどだったが、旧ソ連からとエチオピアからの移民を受け入れ、人口は倍増する。


独立戦争(1947〜1949年)では、ナザレジェニンの中間点として重要視される。六日戦争(1968年)では、イラク軍の爆撃を受ける。また、何度かテロの標的となり、すべてのテロをあわせ計28人が犠牲となった。

投稿者 moshe : 2006年07月29日 17:13

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