2006年05月20日
イラン宗教的少数派に布切れ着用義務?カナダ紙報道
2006年5月20日02:00 FM95 のニュース
テヘランは「ユダヤ系イラン人に、黄色い布切れの着用を義務付ける法をイラン国会が可決した」との報道を否定した。イラン人流浪者の証言に基づく、カナダのナショナル・ポスト紙の報道によると、法律は来年初頭に施行される予定。また、キリスト教徒や他の少数派にも色違いの布切れ着用を義務付ける。
米外務省報道官は「この報道が本当ならば、ナチス・ドイツによるユダヤ人迫害を髣髴させる、恐ろしい行為だ」と述べた。
法案を提出したイラン国会のメイアド・アフルージ議員は報道を否定し、「嘘の噂だ」として非難。また「これは、女性に慎ましい服装を義務付ける法で、宗教系少数派とは関係ない」と解説した。
ユダヤ系のモリス・ムットハメド議員も「非イスラム教徒の服装に関する審議は行われていない」と報道を否定。また「海外での報道は、イランに住む宗教的少数派に対する侮辱だ」と批判した。
国連のイラン系外交官も報道を否定。「イランの少数派は、完全な自由と代表権を得ている」と述べた。
【解説】
カナダ紙の報道によると、宗教的少数派に布かリボンかの着用を義務付ける法案が可決されたらしい。ユダヤ人は黄色、キリスト教徒は赤、古来宗教の信者は青だそうです。
ここでは「黄色い布切れ」という用語が使用されています。これは、ナチス・ドイツがユダヤ人に強制した、ダビデの星の形をした布切れのことを指します。ホロコーストと今回の報道が似ているという事で、あえて同じ用語を使ったと思われます。
イランはまだイスラム教徒の服装を決定していないらしく、このような法案が可決されたかどうかは、実際にはまだ分からない。
−−−
ちなみに、今夜はヨーロビジョン(欧州歌唱大会)本大会があり、イスラエルからはエド・バトラーという歌手が出場します。彼は、『黒人系ヘブライ人』で、1999年の大会(エルサレム)ではバンドと共に5位入賞した(今回は1人)。現在、宗教的にもユダヤ人と認められるよう改宗プロセスの途中だそうだ。
黒人系ヘブライ人は、奴隷としてアメリカにわたる前の先祖はユダヤ人の子孫だったと信じる黒人系アメリカ人のこと。拠点は、イスラエル南部のディモーナ。主な特徴は菜食主義と一夫多妻。
投稿者 moshe : 2006年05月20日 09:09
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.israel-radionews.com/moshe/mt-tb.cgi/187