2006年04月02日
組閣交渉開始
2006年4月1日08:00 FM95 のニュース
大統領は今日各政党の代表と対談し、誰に組閣を任せるか推薦を聞く。まず初めにカディーマ代表がエフード・オルメルトを推薦。次に労働党代表がアミール・ペレツを推薦する模様。
右派政党のリクード、イスラエル・ベイテイヌーと国家宗教党・国家統一党は現時点では誰も推薦しない予定。シャスとトーラーユダヤ教連合は他の政党の推薦を聞き検討する為、大統領との対談の延期を要求。ハダッシ(共産党)は誰も推薦しないと発表した。
年金党はエフード・オルメルトを推薦する。同党6位のエルハナン・グラゼルはインタビューに対し「年金党は、年金受給者の生活改善の為の政策について、カディーマと交渉する予定だ」と述べた。
カディーマは財務省は「放棄できない」と言明。「労働党の入閣条件が財務省ならば、労働党は内閣に参加しない」と強調した。またカディーマ幹部は、エフード・オルメルトとの対談を延期したアミール・ペレツ労働党党首を非難。「彼(ペレツ)は組閣を早める代わりに、面子ばかり気にしている」と牽制した。
【解説】
今日から各政党の代表が、大統領に首相候補を推薦する。「最も内閣を作る可能性が高い」と判断した候補者に、大統領が組閣を命じる事になっている。
2005年11月、アリエル・シャロンはカディーマ党結成を発表。その後、内閣に不信任案が提出され、シャロン内閣は崩壊。新党にはリクードのシャロン派、ペレツの党首就任に不満を持つ元労働党党員などが参加した。
参加を決定した中には、労働党党首選でペレツに敗れたシモン・ペレス元首相、シヌイ建設者の1人ウリエル・ライヒマン、リクード臨時党首のツァヒー・ハネグビー、リクード党首選に出馬していたモファズ国防相などがいる。
2005年12月、シャロンが脳卒中で入院。シャロンは復帰したものの、カディーマを「シャロンの党」としてきた党指導者らは、「シャロンが選んだメンバー」と方向転換。この方向は、シャロンの2度目の入院で決定的となる。
シャロン入院後のカディーマについては、また次回…
投稿者 moshe : 2006年04月02日 14:44
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コメント
こんにちは。hideyukiです。
イスラエルの大統領は儀礼的な存在でしょうが、比較第一党の党首ではなく、「最も内閣を作る可能性が高いと判断した候補」に組閣を命じるので
すね。意外でした。
ところで、日本国内のイスラエルに関するサイトの中には、イスラエルの
行為を一方的に糾弾するものも見受けられます。一方の当事者を悪者に
仕立てるだけでは、問題は解決しないのではないかと思うのですが…
投稿者 hideyuki : 2006年04月02日 23:18
どうもです。
「組閣に相応しい」と判断されるのは大抵第1党の党首なので、
まあ儀式みたいなものですが、ペレツが過半数を確保すれば、
大統領はペレツを指名せざるを得なくなります。イスラエルでは
一度だけ、第1党の党首が組閣に失敗した前例があります。
1984年の総選挙では、労働党が44議席で勝利しました。
しかしリクードも41議席を確保。大統領は労働党党首の
シモン・ペレスに組閣を支持するものの、失敗に終わります
(似ている例があるとすれば、この前のドイツ総選挙でしょう)。
この結果、労働党とリクードの連立政権が発足。首相の座は
2年ずつのローテーションとなりました。
投稿者 Moshe : 2006年04月03日 06:43
「イスラエル糾弾」についてですが、これは個人サイトだけではなく
メディアでも見られ事ではないでしょうか?イスラエル・パレスチナ
どちらかを悪者に仕立てるだけでは、確かに問題解決には
つながりませんね(勿論どちらかを善人と決め付ける事もできませんが)。
投稿者 Moshe : 2006年04月03日 06:44