2006年03月27日
イスマイル・ハニヤ、「ハマスはイスラエルとの衝突を望まない」
2006年3月27日10:00 FM95 のニュース
ダン・ハルーツ参謀総長は「イスラエルと衝突を望んでいない」とするイスマイル・ハニヤの発言について「ハマスがイスラエルの存在を認め、これまでの合意を尊重しテロを停止する可能性がうかがわれる」と分析。「ハマスが根本的に変わるなら、何も不適切ではない」と述べた。
ただし「ハマス内閣が設立されていない今、対ハマス戦略はまだ立てていない。内閣が結成された時点で適切な戦略を考える」と留保を付けた。「ハマスの誠実さは信頼できるか?」という質問には「これは信頼の問題ではない。実行を待たなくてはならない。ハニヤの発言を証明する政策が実行されれば、無視は出来ない。しかし今はまだ注視しなくてはならない」と述べた。
イスラエル政府筋は「ハニヤの発言は、イスラエルや国際社会からの攻撃を避け、正当性を得るためのものだ」と牽制した。
ハニヤは昨日ガザで「ハマスはイスラエルとの衝突や流血を望んでいない。私が目指すのは汚職との戦いと自治政府の改革だ」と発言した。
イスラエルの戦略部関係者は数週間前の閣議で「ハマスの戦術は穏健な発言で攪乱を図るものに過ぎず、イスラエル殲滅を含むその戦略は何も変わっていない」と警告していた。
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軍の新兵配属局の視察でダン・ハルーツ参謀総長は、選挙期間のテロの警告から公安部隊は厳重体制にあることを明らかにした。
(選挙に伴い)「イスラエル国防軍がガザに侵攻する可能性があるか?」との質問に対しては「理論上の可能性はあるが、そのような計画は無い」と言明。また「北部国境ではヒズボラによる将兵や一般人の誘拐が懸念され、特に厳しい警戒態勢にある」と述べた。
モシェ・カルディー警視総監は「警察は選挙への準備を完了した」と述べ「国民は普段と同じ生活を続け、選挙権を行使し、投票するよう」呼びかけた。取材に対し警視総監は「今回は、これまでの選挙に比べ、選挙関係の事件が少なかった」と述べた。
【解説】
いよいよ明日は選挙です。
最新の世論調査によると:
カディーマ 34議席
労働党 21議席
リクード 13議席
イスラエル・ベイテイヌ 12議席
シャス 11議席
国家統一党・国家宗教党 9議席
アラブ系政党 7議席
メレツ 5議席
ギール(年金受給者の党) 2議席
となっています。
カディーマは相変わらず、他の党より支持率が明らかに多いですね。パレスチナとの分離への支持が大きいとも取れますが、「ネタニヤフ・ペレツが嫌なので、とりあえずカディーマにしとくか」という意見も多いようです。
またどの選挙でも、突然人気が出て10議席以上取る政党があります。前選挙ではシヌイがそうでした。シヌイは今回自然消滅しそうで、代わりに人気が出ているのがアビグドル・リーベルマンの政党イスラエル・ベイテイヌ。これはリクードの人気が下がっているのが原因の一つでしょう。
70年代から大きな政党だったリクードの人気が下がっているのはカディーマ設立とガザ撤退が大きな理由でしょう。カディーマの出現により、リクードの左寄りにいた支持者はカディーマに流れました。逆にガザ撤退によりリクードに不満を持った、リクードの右寄りにいる支持者は国家統一党・国家宗教党、イスラエル・ベイテイヌなどの右派政党へ転向しています。またリクードの経済政策により生活が困難になったリクード支持者らが、シャスや労働党に転向したとも言われています。
さて問題はどんな与党が出来るかという事ですが、これは結果が出る前に言っても仕方が無いので、選挙の後にします。それでは?
投稿者 moshe : 2006年03月27日 18:29
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