« パレスチナ内閣、組閣終了へ… | メイン | 国会入りを目指す、小さな党の紹介 »

2006年03月20日

イスマイル・ハニヤ、アッバス議長に組閣名簿を提出

2006年3月20日08:00 FM95 のニュース

サイーブ・アリカットは「アブー・マゼン(アッバス)議長ハマスにチャンスを与え、内閣に反対しない。しかし、政治危機となり、自治区への援助金が凍結された場合、アブー・マゼンは議長特権を利用しハニヤを解雇する」と発言。「アブー・マゼンはいつでもハニヤを解雇できる」と強調した。

アリカットは、アブー・マゼンが月末のアラブ会議以前に、パレスチナ評議会で信任案投票を行うと考えている。

ファタハ指導部の1人、ジブリル・ラジューブはインタビューに対し「組閣の日は悲しみの日だ。イスラエルや国際社会と対応できる連立内閣が結成されると考えていた」と述べた。


ハマスの機関紙のラズィー・ハメド編集長は、アブー・マゼンハマスの仲を裂こうとしているとして、ファタハ関係者を非難。インタビューに対しハメドは「アブー・マゼンは優れた人であり、前任のアラファトと違い民主的で法を尊重している」と賞賛した。

また「ハマスアブー・マゼンとイスラエルの交渉に反対しない」としたものの「既に調印された条約は、イスラエルとPLOの間の約束であり、ハマスに守る義務は無い」と強調した。

【解説】

ハマス所属の次期首相、イスマイル・ハニヤアッバス議長に組閣名簿を提出。イスラエルはやはり、非難。

【PLO・1】

パレスチナ解放組織の略。全てのパレスチナ組織をまとめたもの。

主流派ファタハ。60年代に成立されてから80年代までPLOは、パレスチナの代表とイスラエル殲滅を掲げていた。しかし、オスロ合意(1993)で、PLOはイスラエルの存在を承認。これに対し、イスラエルもPLOを、パレスチナ民衆を代表するものだとして認める。

PLOが掲げている目的は:
・ パレスチナ民族主義の育成
・ パレスチナ人民の政治的代表
・ パレスチナの独立を保つ
・ 帰還権
など…

―――

PLOは1964年1月、アラブ諸国の企画で誕生する。創立の公的な目的は、パレスチナの組織を1つにまとめ、目的をイスラエルとの闘争に縛る為だった。しかし、アラブ諸国としては、パレスチナでの統治を深め、自国の安定を保ちたい、というのが本音だった。

六日戦争(1967)でのアラブ諸国の大敗により、ファタハパレスチナ解放人民戦線(PFLP)などの武装組織が台頭してくる。これにより、1969年、ファタハのリーダー、ヤセル・アラファトがPLO議長に就任する。

PLOはヨルダンで活動を始める、そこから、イスラエルへのテロ攻撃を続ける。

1970年には、シリアの援助を得て、クーデターを起こそうとするが、失敗。フセイン国王は、1970年9月、軍隊を送りPLOと対抗(「黒い九月事件」)。これにより、数千人のメンバーが死亡し、残りはレバノンへ追放される。


レバノン追放以降のPLOについては、また次回…

投稿者 moshe : 2006年03月20日 15:51

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.israel-radionews.com/moshe/mt-tb.cgi/148

コメント

コメントしてください




保存しますか?