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2006年03月09日

イスラエル各政党の選挙キャンペーン(テレビ・2日目)

カディーマ
・党員の紹介のような形。メッセージは簡単に説明すると、「未来を開拓できるのはカディーマだけ」
・ネタニヤフ批判。「ビービー(ネタニヤフ)は話すの上手いし、説得力もあるよ。だけど、今度ネタニヤフが話しているときは目に注目してみて」という感じで、「ネタニヤフは約束するが、話だけで何もしない」という事を強調。

リクード
・御馴染みの恐怖を煽るカディーマ批判。「今世界では、ハマスが躍進し、ヒズボラが相変わらず強く、イランもハマスを援助している。それなのにオルメルトは何も問題が無いという。こんな男に国を委ねてはいけない」と批判。
・ペレスが「労働党は… あ、いや カディーマは」と言ったのに対し、揚げ足を取り「ペレスが間違えたのは、カディーマと労働党が同じだからだよ」と言って説明。
・オルメルト批判。「オルメルトはエルサレムを崩壊させた。ひとつの市も管理できない人に国を委ねる事は出来ない」と牽制(リクードは今回、カディーマ批判よりも、オルメルトへの個人的な批判を、戦略として選んでいるように見える)。
・その代わり、リクードなら国の治安を良くし、ハマスの躍進を防ぐとのメッセージ。
・ネタニヤフの外相と財務省としての功績を強調。(「シャロン内閣で、財務省としてイスラエル経済を崩壊の危機から救った」とシャロンの名前を出しているのには、すこし疑問を覚える)


労働党
労働党は今回、クリントンを大統領に導いたキャンペーンを作成した人を雇っている。そのため、結構上手く仕上がっている。今回労働党は、治安よりも社会問題を取り上げている。
・経済政策 老齢年金と最低賃金の上昇を約束。
・党首ペレツの紹介。「私はイスラエルを、皆がその国の一部だと感じられる国にしたい」として、下層階級への支援の為の経済政策の重要性を訴えた。
・労働党主要メンバーを紹介。
・クリントンとブレアが、最低賃金を上げ、経済を改善させた事を強調。
「イスラエルで同じ事が出来るのは、ペレツだけだ」とのメッセージ。


シャス
・国の指導者、特にネタニヤフ率いるリクードを、下層階級の暮らしを悪化させたとして牽制。国は貧困層に対し何もしないと非難。ここ数年、暮らしが大変になった一般人たちが困難について語った。


ヘツ党 (シヌイから分裂)
・引退したはずのラピッドが出てきて「ここで宗教派を蘇らさせたら元の黙阿弥。オルメルトは正統派に媚びるだけ。ここは我々に任せておきなさい」と説明。


国家統一党・国家宗教党 (合併)
・これまた恐怖を煽る感じの宣伝。特にリクードを批判。ここ数年を振り返り、ハマスの躍進、入植者の気持ちを裏切ったとされるガザ撤退、広がる貧困層、はびこる汚職、終わらないテロ…。「リクードは民族的正統派を裏切った」という事を強調した後、国家統一党・国家宗教党が救いの手を伸べると続けた。
・党の政策を「テレビドラマ」という形で紹介。登場人物が、現在の悪い状況を説明し、そこに党員が現れるといった感じです。


メレツ
・一つ目のキャンペーンは、嘆きの壁に似た壁で、社会面に不満を持っている人々が祈りを捧げる場面。アラブ人女性、ゲイ、家庭内暴力を受けている女性などの望みを紹介。「これらの人は皆、メレツの活躍を願っている」と説明。
・2つめは、なぜか精子の格好をした2人が空港で話し合う設定。これから、子供となる精子。「ゲイに生まれたら、この国で結婚できるだろうか?」「生まれても生活費教育費などがかかり、親の負担にならないだろうか?」といった形で問題を取り上げるという、代わったキャンペーン。


イスラエル・ベイテイヌ
・一つ目は、党首アビグドール・リーベルマンの功績を紹介。
・2つ目は、ロシア語向けに作ったのだろうが、かなり覚えやすい。「約束を守るのは誰?ネタニヤフ?ニイェット(いいや)!オルメルト?ニイェット!リーベルマン?ダー(そうだ)!」という感じです。


シヌイ
シヌイのキャンペーンは、多分外国でやったら絶対に「反ユダヤ主義の宣伝だ!」といってユダヤ人側から批判が繰るような宣伝。
・社会制覇を望み、自分の利益のみを考える超正統派が、宛らマトリックスのエージェントのようにあっちこっちで狙っているぞ!というようなもの。


タフニット(新党)
・言葉遊びを使いながら、リクードとカディーマの汚職を批判。
・汚職を犯した議員は禁固5年など、汚職に対する具体案を、党首ウーズィー・ダヤン(モシェ・ダヤンの甥)が発表。


ヘルート(右派政党、現国会にはいない)
・イスラエルをユダヤ人国家とし、アラブ系イスラエル人とパレスチナ人に賠償金を払い国外に移住させるトランスファー(人口交換)を「人道的処置」として提案。それを、イスラエルの国旗を使い、CGで説明。


緑の葉(新党、何度か国会入りを目指すが未だに達成できず)
これは、麻薬の合法化を目指す党。
・バーで暴れる酔っ払い。そこに警察が現れた。しかし、逮捕されたのは回りに迷惑をかける酔っ払いではなく、1人で麻薬を吸っていた若者だった、という風に説明。


ハダッシ
・「分離壁はアラブ系市民をイスラエルの外に出すもの」と紹介。字幕だったので、ちょっと見逃してしました。党員のコメントと分離壁の映像を使っていました。他のアラブ系政党は字幕無しだったので、何を言っているかさえ分かりませんでした。

他に小さな党がいくつか出ていました。

政党の紹介はこちら>>>

投稿者 moshe : 2006年03月09日 08:42

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