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2006年03月29日

選挙はカディーマが勝利。リクードは第5政党に…

2006年3月29日06:00 FM95 のニュース

全体の99.5%を開票した結果、それぞれカディーマが28議席、労働党が20議席、シャスが13議席、アビグドール・リーベルマンの政党イスラエル・ベイテイヌは12議席獲得した事が明らかになった。リクードは11議席しか獲得できず、第5政党となった。

今選挙の驚きは7議席を獲得した年金受給者の党。国家統一党・国家宗教党は9議席、ヤハドゥット・ハトーラーは6議席となった。他の党は、メレツとラアム・タアルがそれぞれ4議席、ハダッシとバラドがそれぞれ3議席獲得した。

まだ、兵隊、外交官、入院中の患者、受刑者の票が開票されていない。今選挙の投票率は63.2%で、前選挙より4.5%低くなった。

オルメルト次期首相はパレスチナ自治政府のアブー・マゼン(アッバス)議長に、パレスチナ国家樹立についての交渉を呼びかけ、「我々は、愛する土地を放棄し、ユダヤ人を撤退させる覚悟がある」と述べた。

パレスチナには妥協し、自分達の夢を現実に合わせるよう要求。テロと憎しみを止め、「和解、妥協と平和の未来を見つめるよう」呼びかけた。

またエフード・オルメルトは社会的改革も約束。「数週間中に社会格差縮小の為の政策を提示し、社会保険の問題を解決する」と発言。しかし「問題は1年では解決できない。3年から4年は必要となる」と強調した。

オルメルトビンヤミン・ネタニヤフの経済政策を賞賛したものの、「アリエル・シャロン首相の後押しがあってこそ成功した」と付け加えた。

オルメルト首相代理は勝利宣言の初めに「カディーマを設立したが、成功を目に出来ない」シャロンに感謝した。


パレスチナ自治政府のアブー・マゼン議長は「新内閣とロードマップについて交渉する用意がある」と発言した。次期パレスチナ首相のイスマイル・ハニヤは「選挙結果とカディーマの政策は楽観できるものではない」としたものの「パレスチナの権利を認める全ての党と交渉する用意がある」と付け加えた。


エフード・オルメルトは与党設立交渉のための特別班を設置する。労働党アミール・ペレツ党首は「与党参加の条件として、社会改革を要求する」と発言。「社会革命はまだ生きている」と述べた。

シャスは条件として出産補助金の増加、年金削減政策の中止、超正統派教育とシナゴーグ建設の為の予算を要求。対パレスチナ政策については説明を要求し、基本的には条件無しの撤退反対を宣言した。


リクード党ビンヤミン・ネタニヤフ党首オルメルトに電話で祝福した。同党首は「経験から言うと、(首相になった今)これから重荷を背負う事になる」と説明した。

リクード党は明日、大敗について緊急会議を開催する。リクード所属のギルアド・エルダン議員は「国民はリクードに野党に回るよう支持した」と発言。「これからは右翼を結託させ、オルメルトの分離計画に反対する必要がある」と牽制した。


【カディーマ・1】

2005年、アリエル・シャロンによって設立されたイスラエルの政党。2006年3月の選挙で勝利。

―――

第2次シャロン政権において、分離計画をめぐり、シャロンの政策に反対する「反乱者」なるグループがリクード党内で誕生。計画に反対する大臣の解雇や党内選挙の無視などにより、党内のシャロン反対派を増加。ガザ撤退数日前、ネタニヤフ財務相(当時)が辞任。これにより、ネタニヤフは「反乱者」のリーダーとなる。

2005年9月、シャロンが党首選で勝利したものの、「反乱者」との確執は続き、シャロンは大臣の任命が却下される。イスラエルで最も強い政治組織、リクード中央委員会に「反乱者」の中枢があったことから、シャロンは今後の政策執行は不可能と判断。あわせて、11月にはアミール・ペレツが労働党党首線で勝利。連立政権は終わりを告げる。

これにより、リクード中央委員会や「反乱者」に気を使わない政治政策を実行する為、リクードとの決別を決定。これにより、カディーマ党結成が本格的となった。

結成後のカディーマについてはまた次回…


>>>カディーマ・3

投稿者 moshe : 2006年03月29日 14:34

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