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2005年11月30日

ペレス、労働党離党へ…

2005年11月30日07:00 FM95 のニュース

シモン・ペレスは今日バルセロナから帰国し、労働党からの離党を正式に発表する模様。ペレス側近は、シャロンのカディーマ党には参加せず、党外からアリエル・シャロンを支持する確率が高いと述べた。


アリエル・シャロンは昨日、各地方行政局長を会談に招待し、カディーマ党に参加するよう要請した。会談には、労働党リクード党シヌイ党の60人の市長らが参加した。首相は、与党にどの党が入りるかを判断する基準はハッキリすると約束した。

ネタニヤフ側近、ラムラ市のヨーエル・ラヴィー市長は、会談に来た主な理由について、「アミール・ペレツを食い止め、リクードを次期シャロン内閣参加に参加させる為」とした。労働党所属、ナザレ市長のメナヘム・アリアブ市長は、アリエル・シャロンに国を運営してほしいと述べた。↓

またシャロンは、ロニット・ティロシ教育省事務次官に参加を要請。ティロシが提案に応じるかは、まだハッキリしていない。二人の対談の前、ティロシはリブナット教育省と面会し、カディーマ党に参加した場合辞任する事で合意した。

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スィルバン・シャローム外相リクード党首選候補者に、選挙で敗北しても党に残るよう呼びかけた。シャロームは選挙運動を始めた会合でネタニヤフを批判し、「彼の経済的政策は党支持者のアミール・ペレツ支持につながる」と述べた。シャロンについては、「離党は大きな間違いだった」と発言した。

【解説】

ペレスは昨日、イスラエルとパレスチナ双方のサッカー代表から結成された「平和チーム」と今世界で最も強いといわれるバルセロナとの試合を見て、今日帰国する予定。帰国後、今後どうするかハッキリする。今の段階では労働党を離党し、カディーマ党には参加せず、党外からシャロンを支持する模様。

しかし、ペレスがどの政党にも参加しないとなると、次期国会は1959年以来始めてペレスのいない国会となる。

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シャロームは選挙運動を開始し、ネタニヤフの経済政策を批判。ネタニヤフの経済政策は自由経済で資本主義的。これに対し、ペレツの経済政策は社会民主的。リクード支持者は下層階級から来ている人が多いので、ペレツ支持にかなり回る可能性が高い。シャロームが指摘しているのはそこ。

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今日、新しい世論調査が発表されていた。それによるとリクードは、カディーマ、労働党だけでなくシャスにも負け、第4の政党になってしまうという。そこまで酷いのかは知らないが、今の段階でリクード勝つ可能性は非常に低い。

世論調査の結果は:
カディーマ党:34席(前の世論調査では33)
労働党:27席(26)
シャス:11席(10)
リクード:10席(13)
シヌイ:5席(6)
以下省略

※ここで気をつけなくてはいけないのは2つのポイント:
1.中道の政党は長く続かない場合が多い(この選挙に勝っても、それ以上続かないかもしれない)。
2.新党が結成されるとき、投票者は当初新党を支持するが、選挙になると今まで支持してきた政党をに票を入れるということ

【アリエル・シャロン・3】

シャロン政権下、テロの数は頂点に達する。パレスチナ武装組織のテロと、イスラエル軍の軍事行動の応酬が続く。テロが続く中、シャロン首相は元々建設反対派で、壁建設を遅らせていたことで非難を浴びるが、2002年には建設賛成派になる。

分離壁は、ユダヤ人入植地をイスラエルの中に取り入れる形で、占領地の中に建設が進められていた為、世界中で非難を浴びる。

2003年の総選挙で勝利を収めた後、占領地からの撤退及び入植地の撤去を含む「分離計画」を発表。撤退を実行するに当たり、入植地撤去に反対する大臣に辞任を要求。労働党を内閣に取り入れ、連立政権を発足。

撤退と同時期に、ハマスの最高司令官のヤシンやランティシなどを殺害するなどの強硬路線も実行する。

撤退開始は今年8月、右派過激派によるシャロン殺害の恐れがある中、強行される。撤退をめぐり起こったリクード党分裂に伴い、2005年11月、新党「カディーマ」を結成。

<<<アリエル・シャロン・1
<<<アリエル・シャロン・2

投稿者 moshe : 2005年11月30日 17:26

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