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2005年11月27日

イスラエル留置中のバルグーティ、ファタハ組織内選挙に選出

2005年11月27日07:00 FM95 のニュース

シャローム外相は、「彼(バルグーティ)は殺人犯であり、イスラエル人の血で手が汚れている」として「今後も、イスラエルがバルグーティを釈放する事は絶対にありえない」と発言した。

一方メレツ・ヤハッド党のヨースィー・ベイリン党首は、バルグーティは「パレスチナ指導者の1人で平和を望んでいる」という理由からバルグーティを釈放すべきだと考えている。


ファタハ幹部のカドゥール・ア=ファレスは、「イスラエルで留置されているバルグーティを含め、ファタハ指導部に選出した者は、皆平和を望んでいる」と発言した。

ファレスは「バルグーティの留置は、法的に正当化された国家的決断だ」と述べた。また、「ファタハは目標達成の為なら暴力を使う権利もある」が「ファタハは交渉する用意があり、パレスチナ自治政府の決定を尊重する」と発言した。

【解説】

毎日選挙のニュースを載せるのも飽きると思って、他のニュースを載せて見ました。

イスラエルの刑務所に留置されている、ファタハの武装組織タンズィーム委員長のバルグーティがファタハの組織内選挙で勝った。これに対し、ファタハはバルグーティの釈放を要求。

バルグーティはテロ関与などの罪で、5つの終身刑+40年の有罪判決が下されている。今回の選挙の結果ファタハは、1月のパレスチナ国会選挙に出馬できるよう、釈放を要求する模様。また、ヨーロッパやアラブ諸国から、イスラエルに圧力がかかると見られている。

バルグーティ釈放に対し、イスラエルでは意見が分かれているが、今後の和平交渉でのバルグーティ釈放が検討されている。

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選挙関連のニュース:
シャロンはカディーマ党閣僚に、労働党所属大臣辞任で空いたポストを譲るつもりでいる

カツァブ大統領が、民間TV2チャンネルでカツァブをリクード党首に選出しようとする動きがあると報道されたことについて、大統領のスポークスマン「大統領はこれについて何も知らない。大統領の権威を失わせるような事はしないように」と発言。どちらにしろ、本気の動きではないらしい。

ペレツは、故ラビン首相の娘、ダリヤ・ラビンなどを、労働党に参加させるよう努力している。

*カディーマ党では、ペレスに、党を支持するよう要請。カディーマ党に参加する要請は無いが、労働党に参加しないよう要請している。

【マルワン・バルグーティ】

パレスチナ指導者の1人。現在、5つの終身刑と40年の判決を受け、イスラエルの刑務所にいる。

―――

1958年6月、ラマーラに生まれる。15歳にしてファタハに参加。18歳のとき初めて留置され、刑務所でヘブライ語を学ぶ。釈放後、西岸地区に戻り、ビール・ゼイト大学で学生会会長を務め、歴史と政治学で学士号を取り、国際関係で修士を取る。

第一次インティファーダでは、パレスチナ・リーダーの1人となり、反イスラエルのデモなどを先導。イスラエルに逮捕され、ヨルダンに追放される。しかし、オスロ合意いに伴い帰国。1996年には国会議長となり、イスラエルとの和平を支持。時にはアラファトと対抗もした。


エルアクサ・インティファーダ(2000年〜)では、ファタハの武装組織タンズィームの委員長となり、多くのテロに関与。バルグーティ率いるタンズィームは、ハマスイスラム聖戦などに似たテロ組織となる(自爆テロなどは「エルアクサ殉教旅団」の名で行われる)。

エルアクサ・殉教旅団のリーダーとして、イスラエルにマークされたバルグーティは2001年暗殺から間逃れる。2002年逮捕され、テルアビブ地方裁判所で組織のテロなどの罪にとわれる。


バルグーティは「この裁判は政治的裁判で、自分を裁く権利は無い」、「自分は戦争捕虜である」と主張。54の告訴では無罪になるものの、最終的に5つの終身刑と40年の服役が言い渡される。

投稿者 moshe : 2005年11月27日 16:30

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