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2005年11月13日

各政党、早期選挙へ向けて準備開始

2005年11月13日08:00 FM95 のニュース

労働党出身の閣僚らは、解散・総選挙に反対しない姿勢を示している。アミール・ペレツ労働党党首の側近は、シャロンが総選挙に反対しても、国は本人の意思とは無関係に「選挙への道を走り出すだろう」と述べた。ペレツはまた、今日予定していた会談をシャロンが木曜日に延期したことについて、理由の説明を求めている。

シャロンは、内閣改造、総選挙となった場合の出馬政党の鞍替えを含め、検討中とされている。シャロン首相が所属するリクード党でも、イスラエル・カツ書記長が、早期選挙にそなえ木曜日に党幹部による会合の開催を決めた。↓

エフライム・スネ労働党幹事長は、総選挙について首相と協議する意向を示し、国家宗教党(マフダル)主導の国会解散決議案が可決されれば、政治プロセスの空白が生じるだろうと警告。また決議案とは無関係に、労働党は政府予算案に反対するとの観測を示した。

スネ議員は、新党首アミール・ペレツの経済政策が社会民主主義的であると指摘。ペレツがパレスチナ自治政府との対話を呼びかけている点とあわせ、「今日このような政策が叫ばれる事は望ましい」と述べた。


国家統一党(イフード・ハレウミー)のイツハク・レヴィ議員は、水曜日に提出予定の国会解散決議案の提出を延期しないと強調。「この議案は、連立離脱を宣言したペレツ労働党党首への信を問うものだ」とした。

もし、レヴィの議案が否決されれば、原則として同趣旨の議案は半年間提出来ない。だが、リブリン国会議長は「過半数を確保ですれば、半年を待たずに提出も可能」との見解を示した。


ズブルン・オルレブ国家宗教党党首は、国会解散決議案の準備は整っており、撤回の可能性を否定。「道徳的にも政治的にも、現内閣には存在する権利はない。早期に解体させ、選挙を行うべきだ」と強調した。

「仮に選挙の日程が決まれば、国家宗教党は国家予算、特に社会福祉について交渉する可能性もある。しかし、これは国家宗教党のシャロン内閣支持につながるわけではない」と説明した。

【解説】

早期選挙決定が迫り、各政党は選挙運動の準備を開始。近いうちに国会解散案が提出され、もし可決されれば早期選挙となる。また、否決されたとしても労働党が離脱すれば、内閣解体は避けられない。

早期選挙の可能性が高いということで、今日の新聞(イェディオット・アハロノット)に各政党の目標の分析が掲載されていた。

リクード党: 現在40席、目標38〜40席、失敗とみなされるのは33〜35席の時(シャロンが残るか新党成立するかによる)
労働党: 現在21席、目標30〜33席、失敗22〜25席
シヌイ党: 現在14席、目標14〜15席、失敗8〜10席
シャス党: 現在11席、目標11〜12席、失敗9席
メレツ・ヤハッド党:現在6席、目標8〜9席、失敗6席
国家統一党: 現在6席、目標8〜10席、失敗3〜4席
国家宗教党: 現在6席、目標10席、失敗6席
ヤハドット・ハトーラー:現在5席、目標6席、失敗4席
3つのアラブ系政党がそれぞれ:現在2〜3席、目標4〜5席、失敗:2席

【国家宗教党】

1956年創立のシオニズム的宗教的の政党。シオニズム、ユダヤ教、愛国心を信じていて、政治的には右寄りとされている。ヘブライ語では「マフダル」(「国家宗教党」の略)。

国家宗教党はユダヤ人入植地建設を支持し、パレスチナ国家樹立に反対している。大イスラエル主義を信じ、ヨルダン川より西にアラブ国家を作ることに反対している。しかし、テロの停止とイスラエルが主権を持ち続けるのを条件として、パレスチナ自治区の建設に賛成している。

ここ数十年では、宗教的シオニズムの若者に兵役を推進し、兵役を道徳的義務だけではなく、宗教的善行とみなしている。

宗教面では、ユダヤ国家の維持と、ユダヤ教やシオニズムの価値観を掲げている。また、国家宗教党は自らを社会党と称し、弱い立場の人間の保護を掲げている。前国会と現国会の社会的法案提出は、国家宗教党からの議案が多かった。

現国会では6席保持していて、2004年11月までは内閣にいた。

投稿者 moshe : 2005年11月13日 17:21

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