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2005年11月07日

ヴィルナイ大臣出馬取り下げ。ペレスとペレツの一騎打ちに…

2005年11月7日07:00 FM95 のニュース

シャロン首相は今日の国会に、オルメルト、バロン、ボイムの閣僚人事案を提出する。シャロンは議案が否決された場合について何も述べず、予定通り1年後の総選挙実施と、「リクードが内閣と協力する事」への期待を示した。

今のところ過半数の見通しは無いが、この議案が否決された場合3人の閣僚人事案は、個別に国会に再提出できる。この場合、オルメルトの任命については、過半数は固いと見られている。[…]

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労働党の党首選挙への出馬を表明していたマタン・ヴィルナイ大臣は、党運営への関与を約束するというペレスの提案を受け、出馬を取り下げた。同様に出馬表明しているアミール・ペレツの選挙対策本部はこれに対し、「社会改革を止める全ての準備は整った。まず選挙日程が変更され、次に党員名簿が変更され、今度は候補者も変更された」として遺憾の意を示した。

ペレス派のバラク側近はヴィルナイの出馬取り下げを称賛し、ベンエリエゼルにも取り下げるよう呼びかけた。一方ベンエリエゼルは、ペレスに出馬を取り下げ、自分の選挙運動に合流するよう呼びかけた。

【解説】

リクードシャロン反対派の大臣が辞任した為、大臣のポストが空いている。シャロンはこのポストに、シャロン派を任命しようとしている。反対派は、これに反対している為、国会では多数が無い。オルメルト首相代理だけならほぼ確実に任命は受理される模様。

国会の決議を通らなかった場合、シャロンには、オルメルトと他の大臣の任命についての決議を別々に行うか、総選挙を早めるかの選択肢がある。総選挙は、予定通りなら1年後にある。

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近くなった労働党党首選にも動きがあった。4人の候補のうちの1人、マタン・ヴィルナイが出馬を取り下げた。昨日の時点の世論調査ではシモン・ペレスが40%、アミール・ペレツが31%、マタン・ヴィルナイが15%、ビンヤミン・ベンエリエゼルが10%となっていた。

ペレスペレツ(似た名前なので要注意)の一騎打ちが予想されていて、2人の差はだんだん縮まっているようだ。ヴィルナイの票がそのままペレスに流れるなら、差は広がると見える。

ペレツは労働組合長で、社会改革を選挙運動で掲げている。

【マタン・ヴィルナイ】

イスラエルの政治家。元軍人。

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1944年5月、エルサレムで生まれる。

1989年、南部隊長となり、この時第一次インティファーダが勃発。オスロ合意のときは、ガザ地区での軍の再配置などを指揮する。

1994年、副参謀総長に任命される。参謀総長候補だったが、本人が外国にいる間、モルデハイ国防長官(当時)は、シャウル・モファズを参謀総長に任命する。これにより、退役する。

1999年、労働党から国会入りし、科学文化大臣に任命される。2005年の連立政権発足時には首相府官邸の大臣に任命されるが、同年8月には科学文化大臣に任命される。

投稿者 moshe : 2005年11月07日 15:34

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