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2005年11月02日

指名手配者逮捕目的の軍事作戦続く。イスラエル兵1人死亡。

2005年11月2日07:00 FM95 のニュース

国防軍兵1人がジェニン近くのマルケ村で、マグラン部隊の軍事作戦中に死亡した。マグラン部隊が指名手配者1名を、部隊の車に乗せたところパレスチナ人が影から発砲。兵隊1人が瀕死の重態となり、ヘリコプターで病院に運ばれる途中、亡くなった。

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カサム・ロケット弾1発と迫撃砲1発が、昨夜と今日未明、イスラエル国内に向けて発砲された。被害は無かった。カサム・ロケット弾は空き地に落ち、迫撃砲はガザとの間の壁の近くに落ちた。国防軍戦車部隊は、カサム・ロケット弾と迫撃砲が打たれた場所を攻撃した。

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国防軍は、ジェニン近くのカバティヤで、イスラム聖戦メンバーを逮捕した。兵隊へ向けて爆弾が投げられたが、被害は無かった。ラマーラ付近のベイト・リマでは、指名手配者が逮捕され取調べにまわされた。

【解説】

イスラエル軍は、指名手配者を逮捕しようと軍事作戦を展開。作戦の1つでは兵隊1人が亡くなった。

また、ロケット弾がイスラエル国内に落ちたが、被害は無かった。

【ジェニン】

西岸地区北部の町。住民の多くはイスラム教徒で、一部はキリスト教徒。人口は34,000人。町の中には、独立戦争(1948年)以来の難民が住む、ジェニン難民キャンプがあり、ヨルダン、イスラエル、自治政府と統治者は変わっても、生活は変わっていない。

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第一次世界大戦では、軍地基地としてオスマン・トルコに使われる。独立戦争の結果、ジェニンは他の西岸地区の町と共にヨルダン領となる。六日戦争でイスラエルが占領。1996年、オスロ合意に伴い、パレスチナ自治政府の管轄となる。


反ユダヤの中心地でもあり、イスラエル建国以前にあった初期のテロも、ジェニンから来ている。また、エルアクサ・インティファーダでは、多くのテロリストがジェニンから来た。

テロを止める為という理由から、イスラエル軍は2002年4月、西岸地区へ侵攻。この軍事作戦では、ゲリラの攻撃を防ぐ為パレスチナ人の家の壁を壊しながら進んだことや、多く被害が出たことなどから、パレスチナはこれを戦争犯罪だとして非難した。特に、ジェニンでは虐殺疑惑も出た。

イスラエル軍の発表とパレスチナ側の発表は、死傷者の数や被害の数などが大きく異なる。イスラエル軍も数を少なく出している可能性もあるが、パレスチナも偽の葬式をやるなどして数を増やしていた(葬式中に空爆が始まり、「死者」が起き上がり逃げ出すという自体もあった)。

しかし、虐殺疑惑を大きくしたのは、イスラエルが国際機関の調査を拒否したことが原因。これにより、イスラエルは、中立性が欠けると非難を浴びた。


ちなみに、ジェニンでのイスラエルの軍事作戦を取り上げた、ムハマド・バフリ監督作品の「ジェニン・ジェニン」はイスラエルで放映禁止となった。

投稿者 moshe : 2005年11月02日 15:10

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